【夫婦関係】夫を怖いと感じてしまう時があります【お悩み相談】

2020.03.27
お悩み相談, 夫婦関係の問題, 心理学

こんにちは。生きづらさを自分らしさへ変えるパートナーシップコンサルタント Studio Sou 竹内えつこです。

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今日のお悩みはコチラです。

夫を怖いと感じてしまう時

こんにちは。
自分自身がわからなくて悩んでいます。

夫はすごく優しいです。
そんな夫と喧嘩したときに、夫が少しでも怒ったような態度を取られるとすごく怖くなってしまい『怖いから怒らないで』と言ってしまいます。
夫は特別声を荒げてもいないし、罵倒するようなことも言わないし、手を出すなんてことも絶対しません。なのに怖くなってしまいます。

夫は、『これ以上しゃべるなということは話し合いも出来ない。怒るのも我慢しなきゃいけないのか』と。そう思うのももっともだと思います。
私もこうなってしまうと思考が停止してしまい、まともに会話ができなくなってしまいます。

夫を我慢させるようなことはしたくないです。
怖いと思うこと自体をやめることなんてできるんでしょうか？

私は母子家庭で育ち、母の彼氏たちや再婚相手は声を荒げたりDVだったり物を投げたりする人たちでした。それも関係あるのでしょうか？
どうすればいいか全くわからず、鬱々としてしまっています。

yさん

投影を取り戻す

ご相談ありがとうございます。

怒る人に対して『怖い』と思うのは、普通の感情だと思います。
でもyさんの場合はそれだけではなく、過去の出来事も影響しているようですね。

＞私は母子家庭で育ち、母の彼氏たちや再婚相手は声を荒げたりDVだったり物を投げたりする人たちでした。それも関係あるのでしょうか？

まずは王道（？）のアプローチですが、過去のyさんはお母さんの彼氏さんたちや再婚相手（お義父さん）に対してどんな気持ちを抱いていたのでしょうか。それを考えてみましょう。
小さいyさんは、きっと『怖い』と思って、自分の気持ちを閉じ込めてしまったのだと思うのです。
その時の自分の気持ちを思い出して、ノートなどに書き出してみましょう。

怖い！
やめて！
お母さんを傷つけないで！
ムカつく！！

などなど・・・その時に感じた感情をたくさんたくさん書き出してみましょう。

その後はイメージワークがオススメです。

＜イメージワーク＞
目の前に小さなyさんがいるところを想像してみてください。
お母さんの彼氏さんたちやお義父さんに恐怖を抱いて、自分の気持ちを閉じ込めてしまっている小さなyさんです。
そんな小さなyさんを目前にして、今の大人のyさんだったらどんな風に声をかけてあげますか？

もう大丈夫だよ
怖かったね
一人で辛かったね

小さいyさんに声をかけて、ぎゅっと抱きしめてあげてください。
そして小さいyさんの心に寄り添ってあげてください。
今の大人のyさんだったら、小さいyさんのことを守ってあげることができますよね。
怖がっていた小さいyさんを、大人のyさんが守ってあげてください。

イメージワークを一人でやるのは大変！ということであれば、セッションでも扱うことができます。
上記の流れと同じように、私の誘導に従って小さなyさんに会いに行ってもらうイメージワークを行います。
自分一人でやると抵抗が出てしまってうまく想像できない人も、誰かの誘導があればすんなりイメージに入れる場合も多いです。
良ければセッションもご検討くださいね。

オンラインもOK！！セッションに申し込む

そして最後は

【旦那さんとお母さんの彼氏さんたち、お義父さんとは違う人だ】という認識を持つことです。
yさんの中に

男性＝怒る＝怖い
怒る人　→ お母さんの彼氏さんたち、お義父さん

という図式ができてしまっているようなので、感情を書き出したりイメージワークを進めたりして、この図式を変えていく必要があると思います。
今の現状では旦那さんが怒ったようなそぶりを見せると、yさんの中ですぐにお母さんの彼氏さんだったり義父さんが想起されてしまっているようです。
それを徐々に変えていけると良いですよね。

心理学的に言うならば、yさんは旦那さんにお母さんの彼氏さんたちやお義父さんを投影（映し出している）している状態です。
投影を取り戻すことで、旦那さんが少し怒ったそぶりを見せたとしても今のように動揺しなくなると思います。

怒ることにどんな意味を感じている？

次にyさんが『怒る』ということに、どんな思いがあるのかを考えてみましょう。

ちょっと私の話を聞いてください。

私の元夫はよく怒る人でした。
怒ると言っても声を荒げたりするワケではなく、私を淡々とネチネチと言葉で攻め続け、最終的には無視をし（怒りのオーラを放ち続けたまま）、何日もそれを引きずるタイプでした（あ。たまに物を投げたりもしていましたね）
私はそんな元夫を見ていて

怒る　＝　醜いこと

だと感じていました。

今、私は日常であまり怒りを感じることはないのですが、それは私の中に【怒る　＝　醜いこと　→ 元夫のようになりたくない！】という感情があるからです。
私という人間は多くの場合冷静で、穏やかで、平坦な感情を心がけていますし、周りからもそう認識されていると思います。
でもそれは私の中に【怒ったら、あの元夫のように醜くなってしまう】という思いがあるからです。
なので、私はほとんど怒らないのかもしれません。と言うより、私は【怒れない】のかもしれません。

そして、私は感情にまかせて怒る人が苦手です。
幸いなことに私の周りにはそんな人はいないので良いのですが、もしそんな人がいたとしたら、できれば近づきたくないなぁ・・・と思ってしまいます。

yさんはいかがですか？
yさんは【怒る】ことにどんな感情を抱いていますか？

yさんご自身が持っている【怒り】に対する感情を考えてみてください。
yさんが【怒る】ことに対してマイナスの感情を持っていたとしたら、回避したくなってしまうの仕方ないかもしれないですね。

怒る＝禁止事項？

そして、次の質問です。
そもそも、yさんは怒れる人ですか？？

人は自分の中の禁止事項をしている人を見ると過剰に反応してしまいます。
例えば【遅刻する人は人間として失格だ！】という信念を持っている人がいたとしたら、会社で同僚が遅刻してきたことに対して過剰に反応することになるでしょう。
もし遅刻してきた同僚が『あー。なんか眠かったから二度寝しちゃった。えへへ』みたいにあっけらかんとしていたとしたら・・・その人は同僚を許せないかもしれません。

こんな感じでyさんが怒りを感じないように自分の中で禁止していたとしたら、旦那さんが怒ったそぶりを見せたことに対して過剰に反応してしまったとしても仕方ないと思います。

これは自分の中の禁止事項をしている人に対して【許せない】【信じられない】という感情が出てきて過剰反応するパターンです。

また、過剰反応することには違う意味がある場合もあります。
先ほど『私は感情にまかせて怒る人が苦手です』と書きましたが【自分の感情を隠さずに出せる】という点においては羨ましいなぁ・・・とも思います。

先日、師匠である根本裕幸カウンセラーのお弟子さん制度第2期の修了式がありました。
私はみなさんの最後の日なので立ち会いたいと思い、修了式を見に行きました。
そこで、2期の30名のみなさんが一人ずつみんなの前でスピーチをしたのです。
感極まって涙が止まらずうまく話せない人、次の人ももらい事故のような感じで同じように声をあげて泣いてしまったり・・・

それを見た私は感動し、その反面『良いなぁ・・・』とも思いました。
なぜって私は人前でおいおい声をあげて泣くなんてことは、到底できないからです（ポロリと泣くことは多々ありますが）

それだけ自分の感情を無防備に出せちゃうなんて羨ましい！！！
感情を出しても受け止めてくれる人たちがいるって確信しているんだな！！
良いなぁ！！

これが私の正直な気持ちです。

これは自分の中の禁止事項をしている人に対して【良いなぁ】【羨ましい！！】という感情が出てきたパターンです。

yさんも、もしかしたら私と同じような気持ちを抱えていませんか？
【許せない】【信じられない】または【良いなぁ】【羨ましい！！】という感情を感じていませんか？

我慢して、ご自身の中の怒りの感情を外に出さないようにしていませんか？

旦那さんが怒りを出そうとするのは【自分の感情を表現しようとしている】という側面もあると思います。
同じように怒れと言っているのではないですが、yさん自身も感情を出せるようになれば、旦那さんの感情も受け止めやすくなるかもしれませんね。

『感情は適切な形で外に出していく方が精神衛生上良い』と私の師匠である根本カウンセラーも言っております（『感情とウ◯コは同じ』って聞いたことありますか？）
yさんもご自身の感情を我慢しないクセをつけてみてくださいね。

怒りだけのコミュニケーションは良くないですが、怒りの裏には【分かってほしい！】という感情が隠れています。
yさんご夫婦がお互いを分かり合える良いコミュニケーションができるよう、応援しています。

ご相談ありがとうございました。

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