本来、怒りのパワーというのは『ヤル気』でもあるし、とても強いパワーで人を惹きつける魅力にもなるので、悪いものではありません。
仕事に対する信念・価値観を緩めることで、怒りが抑えられると思います。
でも、そもそもその怒りは誰に向けているのでしょうか?
他者攻撃=自己攻撃
ではありませんか?
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生きづらさを自分らしさへ変える パートナーシップ コンサルタント Studio Sou 竹内えつこです。
今日も『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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今日のお悩みはコチラです。
怒りのパワーを使って仕事をしていると思っています。
もう少し穏やかに過ごしたいのですが、怒りのパワーを使っていると感じた時にどんなふうに切り替えていくのが良いのでしょうか?
怒りのパワーは強力だと聞いた事があるので、それぐらいのパワーを使わないと出来ない事だと思ってるのだと思いますが、とても疲れます。特に間違っていたことを指摘されて、直す作業を行う時や出来ていない事の連絡があって、その対応をする時に怒りのパワーを使ってると思います。
表面的には普通にしてるつもりですが、内心はケンカ腰で問い合わせをしてしまいます。
嫌な雰囲気が常に出ているんじゃないかと思うと、周りの人達にも申し訳ないです。
シモンズさん
お仕事に対する信念・価値観
ご相談ありがとうございます。
本来、怒りのパワーというのは『ヤル気』でもあるし、とても強いパワーで人を惹きつける魅力にもなるので、悪いものではありません。
でも、お仕事で毎日怒りのパワーを使っていたら・・・疲れちゃいますよねぇ。
シモンズさん、なんか毎日お仕事が終わるとぐったりしてませんか?
そもそも。
シモンズさんはなんでそんなにお仕事で『怒り』を感じるのでしょうか?
プライベートでも『怒り』を感じることが多いですか?
私が思うに・・・きっとシモンズさんは、それだけ仕事を頑張っているのではないでしょうか?
自分の気持ちを張り詰めてお仕事していませんか?
お仕事にプレッシャーを感じていませんか?
ちゃんとやらなきゃいけないと思っていませんか?
シモンズさんにとって『お仕事』ってなんでしょうか?
そして、お仕事に対する『信念・価値観』はどんなものを持っているでしょうか?
もしかしたら、その信念・価値観によって怒りが誘発されているのかもしれません。
例えば
・お仕事は、きちんと完璧にやらなくてはいけない
・お仕事でミスをするのは許されない
・お仕事は、周りの期待に応えなくてはいけない
こんな信念・価値観があったとします。
そうすると・・・
>特に間違っていたことを指摘されて、直す作業を行う時や出来ていない事の連絡があって、その対応をする時に怒りのパワーを使ってると思います。
こうなるのも当然と言えば当然ですよね。
・間違っていたことを指摘されると怒りの感情が湧く
・直す作業(=ミスを訂正する)があること自体がありえないので、それに対して怒りが出てくる
・ミスした人に対しての対応が平常心ではできないので、ケンカ腰になる
シモンズさんは、とってもお仕事を頑張っている方なんだと思います。
でも、客観的に見るとシモンズさんが持っているお仕事に対する信念・価値観がシモンズさんご自身を苦しめているように感じます。
ご自身のお仕事に対する信念・価値観を今一度書き出してみましょう。
そして、それを変える必要はありませんので少しずつ緩めていくところから始めてみませんか?
怒りはどこに向いている?
ちょっと私の話になるのですが・・・私は昔、レストランのレセプションリーダーの仕事をしていました。
そのレストランはとても繁盛していて、ディナーは2回転するのが当たり前!なお店でした。
なので、予約管理をするレセプションの仕事はとても大変でした。
18時予約のお客さんは2時間制で20時までだから・・・次の予約は20時半から入れられる!
とか
このお客さんたち、バースデーだからデザートからバーの窓側の席に移動させてあげよう!
とか
このお客さんはマネージャーのお客様かぁ!窓側の席に移動させるにはどうしよう・・・
とか
頭をフル回転させてパズルゲームのように席を決めていくのです。
で。
私はレセプションリーダーなので当日の席の采配はもちろんの事、予約の全体管理も一手に請け負っていました。
レセプションのメンバーは当時5人くらいいたのですが・・・もちろんみんなミスをします。人間ですから。
でも当時の私の仕事の信念は
・お仕事は、きちんと完璧にやらなくてはいけない
だったので、私はメンバーに怒る代わりに(イラつきはするけど)メンバーのミスをカバーすることに躍起になっていました。
勤務時間が終わった後に残って(もちろんサービス残業)予約の調整をしたり、終電で帰れない日もしばしば・・・日夜、自分にハードワークを強いていました。
今、思い返すと『なんでそこまで完璧にこだわってたの?』と思うと同時に、『それって、自分のことを責めているんじゃない?』とも思います。
私は完璧を求めるあまり、人のミスも自分のせいだと思って自分を責めていたのです。
『だって私がリーダーなんだから、うちのメンバーのミスは私のミスだよ!』という発想です。
そして、その罰として自分にハードワークを強いていたのでした(私はそもそも罪悪感強めなので、ハードワークに陥りがちなのですが)
シモンズさんも、もしかしたらご自身を責めていませんか?
その怒りは相手に向けるのと同時に、ご自身にも向けられていませんか?
毎日、お仕事が終わる時にご自身が消耗していると感じるなら・・・怒りが自分にも向けられているのかもしれませんよ。
自己受容で自己肯定感アップ
>もう少し穏やかに過ごしたいのですが、怒りのパワーを使っていると感じた時にどんなふうに切り替えていくのが良いのでしょうか?
うん。
そうですよね。
穏やかに過ごしたいですよねぇ。
そしたら・・・
【えつこからズバっと一言♡】
怒りを使って自分を責めるのではなく、できない自分を許してあげて!
他人のミスを許せないのは、自分がミスすることが許せないからです。
自分の中の嫌なものを相手の中に見てしまうので(投影の法則)どうしても攻撃したくなるのです。
つまり、ぜーんぶ自己攻撃なんですよ!
だから、穏やかに過ごせるようになるには・・・自分を許し、受け入れてあげることだと思います。自己受容ですね。
できないこともあっていいじゃん。
ミスすることもたまにはあるじゃん。
できる自分も、できない自分も、どっちも自分じゃん。
こんな感じ。
自分を許して、受け入れてあげることは自己肯定感にも繋がります。
お仕事でミスしても、ミスしなくても、シモンズさんはシモンズさんです。
少しずつご自身を受け入れて行くと、怒りによる自己攻撃がなくなってくると思います。
お仕事で怒りのパワーを使うのは『ここぞ!!!』という場面(例えばこのプロジェクト、絶対に成功させるぞ!とかね)にとっておきましょう。
怒りはねぇ。心がとっても消耗するから・・・疲れちゃいますよ。
昔は完璧を求めるあまりにお仕事でよくイラついていた私ですが、今は仏の心です。なーむー。
気持ちが穏やかになると、周りにも感謝ができるようになってきますよ。
怒りのコミュニケーションより、感謝のコミュニケーションができるようになると・・・シモンズさんの周りの雰囲気もガラッと変わると思います。
お仕事大好き!!なシモンズさんを、お仕事大好き!!な私は陰ながら応援していますよ。
ご相談ありがとうございました。
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