世の中の人、全員に自己開示する必要はありません。
自分が信頼できる少数の人に自己開示できれば良いのではないでしょうか?
自己開示できない理由は『自己肯定感』にあるのかもしれません。
自己嫌悪していると、自己開示できなくなりますよね。
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生きづらさを自分らしさへ変える パートナーシップ コンサルタント Studio Sou 竹内えつこです。
今日も『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
ココロノマルシェとは?
根本裕幸カウンセラーのお弟子さんたちが、皆さんからのお悩みを受け付けている掲示板です。
皆さま、お気軽にご投稿くださいね。
ココロノマルシェ
今日のお悩みはコチラです。
以前根本先生の講座やセミナーに伺っていたものです。
今は主に続々刊行される著作で勉強させていただいております。
ブログでこちらのお弟子様方の相談受付を知り拝読し、あったかい気持ちになりました。
自己開示についての悩みがあり、自分ではなかなか対処法がわからないので、もしアドバイスいただけたら…?と失礼しました。
私は上記通り心理学が好きで、勉強したりワークを実践したりしてよく心のことばかり考えてるせいか、人とプライベートで自由に話す時は自然に心の中のことを話題にすることが多く、
例えば「恥ずかしさについて」とか「好きの種類」とか「心のATフィールド(某アニメのやつ笑)」とか気がつくと、初対面でも場さえあったまっていれば話題に上げてしまいます。(深刻な感じではなく、多人数で笑い交えての感じです。一対一だとむしろ言わないかもです)
なので、心の内面の自己開示はかなりし過ぎなくらいするほうで、その方面でのコミュニケーションは変な話少し自信がある…くらいです。
というのも、盛り上がるし、話してる人達が楽しんで面白がってるのがわかるからです。
ですが、冒頭にある通り現実的な問題の自己開示はすごく苦手というか、ほぼ出来ません。
少し前に数年勤めた正社員の仕事を辞めた時は区切りだったし言えたのですが、その後すぐはじめたバイトの1つを辞めた時はよく一緒に過ごす友人にも言えませんでした。
勿論他の仲間うちにも。
知ってほしいとは思わないのですが、ただ「嘘をついてる」というのが苦しく、段々と仲間うちの会に行くのを避けるようになりました。
仕事の話だけじゃなく、恋愛の話とかも「恋愛で感じること」を話すことは出来るけど、「実際の恋人の情報」を話すことは抵抗があるんです。面白いとも思わないし…。
ただ繰り返しになりますが、嘘は苦手で、嘘をつくくらいならそういう場に行かなければいいとなってしまいます。
バイトの時は辞め方がネガティブで、自分で自己嫌悪してたからだと思います。
ということは…やはり自己開示は出来てないということですね。
心の話も、自分の考えや感じたことは言ってるけど、個人的な話というより、抽象化したり、外からの誰でも知ってる引用(映画とか)でコミュニケーションしてるので、自己開示、ではないかもしれませんね…
ただ強がりではないのですが、ほんと「知ってほしい」とは全然思ってないのです。
じゃ何が問題なんじゃい?!て感じでしょうが、繰り返しになりますが「嘘」です。
それが苦しく、不利益に繋がるような極端な選択をとることが多く自分で首を締めています。
自己開示の手順や加減、また考え方などのアドバイスをお教えいただけませんでしょうか…?
お読み下さり有難うございました!
リリンさん
自己開示は必要か?
ご相談ありがとうございます。
今日は最初に言っちゃいますね。
【えつこからズバッと一言♡】
なんでも自己開示する必要ってあるの?
他人のこと、みんなそんなに興味ないよ!
きゃー!!!
言っちゃった!!!今日も私の懐の日本刀の斬れ味がすごすぎて自分でもビックリ!!(笑)
リリンさん。
傷つけてしまったらゴメンなさい。
でも、もしかしたら私にそう言われて少し気持ちが楽になりませんでしたか?
自己開示はリリンさんがしたくないならしなくても良いです。
そして、実は他人はそんなにリリンさんに興味を持っていません。
こう書いちゃうと身も蓋もないけれど、リリンさんが抱えている『嘘をついている』という罪悪感は少しは薄らぐんじゃないでしょうか?
逆のことを考えてみてください。
リリンさんのお友達Aさんのお仕事の人間関係、プライベートの彼氏の話、家族の話、将来の目標、子どもの頃の思い出・・・全部知りたい!!って思いますか?
そこまで興味ないよね?
他人も同じです。
自分のことには興味があるけど、他人のことにはそんなに興味がありません(カウンセラーとか、そういう職業の人は別ですけどね)
もし誰かから『リリンさんって心の話はするけど、自分のプライベートのことは全然話してくれないね』と言われたとしましょう。
そしたら『私・・・心の話をすることは大好きだけど、実際的な自分のプライベートの話をするのは苦手なの。ゴメンね』答えはこれで良くないですか?ダメなの?
リリンさんにそう言われてまでプライベートの話に突っ込んでくる人はリリンさんの気持ちを尊重できない人なので、えつこ的にはちょっとどうかと思います。
少数でも、自分が本当に信頼できる人(家族、お友達、カウンセラーなど)に自己開示できれば十分なんじゃないでしょうか。
お友達関係はこれで良いと思うんですけど・・・
リリンさん。自己開示ができないのはパートナーに対しても同じですか?
私たちは他人にはそこまで興味がないけれど、パートナーに対しては別です。
彼のことを何でも知りたい!私のことも知って欲しい!
多くの人がこう考えると思います。
リリンさんは、どうですか?
パートナーに対しても、自分のプライベートな話はしたくないですか??
>ただ強がりではないのですが、ほんと「知ってほしい」とは全然思ってないのです。
これが、パートナーに対してもそうだとしたら・・・またちょっと別の問題があると思うのです。
今回のご相談内容ではそこまで書いていらっしゃらないので割愛します。
自己肯定感と自己開示
>バイトの時は辞め方がネガティブで、自分で自己嫌悪してたからだと思います。
>ということは…やはり自己開示は出来てないということですね。
自分のマイナスな感情を開示することが、自己開示ではありません。
リリンさんが自己開示できないと思っていらっしゃる原因の1つは
自分が自分を認められていない、許せていない
ことだと思います。
自己嫌悪と書いてくださっていますが、リリンさんはバイトを辞めた自分を許せていないんだと思います。ダメな自分を開示すること=自己開示と思われているので、それが辛いのではないでしょうか。
例えば
同じ身長155cm、体重50kgの女性がいたとします。
Aさんは自分の体型を受け入れて、気に入っています。
Bさんは自分の体型が嫌で嫌で、自己嫌悪しています。
AさんBさん共に、食欲の秋で体重が1キロ増えたとしましょう。
二人の反応はこうです。
Aさん『あー。1キロ増えちゃった!昨日の栗ごはん美味しかったもんなぁ♡』
Bさん『あー!!1キロ増えちゃった!!昨日の栗ごはん食べなければ良かった!!私ってなんてダメなんだろう!!』
どっちが幸せかというと・・・Aさんの方が幸せですよね。
これから二人がダイエットをするとしても、Aさんはおそらくモチベーションが高くポジティブ、Bさんはモチベーションが低くネガティブな気持ちからダイエットを始めると思います。
ポイントは
どんな自分でも受け入れられるか
ということです。
『自己肯定感』という言葉はリリンさんだったらよくご存知だと思いますが『良い私もダメな私も受け入れる』のが自己肯定感です。
上記の例で言うと、Aさんは自己肯定感が高く、Bさんは自己肯定感が低いですよね。
誰でも自己嫌悪している部分を人に見せるのは嫌なものです。
でもリリンさんが自己肯定感をあげて行けば、どんな自分のことも認められるようになるので『人には絶対に見せたくない!』と思う部分は減っていきます。
結果として、少しずつ自己開示できるようになるかもしれません。
優しい『嘘』なら良いじゃない?
>仕事の話だけじゃなく、恋愛の話とかも「恋愛で感じること」を話すことは出来るけど、「実際の恋人の情報」を話すことは抵抗があるんです。面白いとも思わないし…。
>嘘は苦手で、嘘をつくくらいならそういう場に行かなければいいとなってしまいます。
自己肯定感を上げて行けば自己開示できるようになるかもとお話ししてきましたが・・・こっちはまた別の問題な気がします。
リリンさんって、正直でまっすぐな方なんですね!
何でも正々堂々としているご自身のことが好きなんじゃないでしょうか?
リリンさんが書いてくださっている『実際の恋人の情報』を話すことには抵抗があるとういのは、言い換えると『自分の恋人を守っている』のではないでしょうか?
または『自分と彼の関係を守っている』とも言えますね。
ええと・・・その彼って・・・人に話しづらい彼だったりしますぅ?
不倫、セカンドの恋愛、複雑な関係、問題のある彼・・・もしかしたら、それが理由で話しづらかったりしていませんか?(カウンセラーにありがちな深読みです)
リリンさんって、もしかしたら子どもの頃から優等生タイプでしたか???
嘘をつかずに正々堂々と生きるというのは、素晴らしいことです。
でも・・・人間ってそんなにキレイじゃないよね?と、心の専門家である私は思うわけです。
人に言えないこともあるし、隠しておきたいこともありますよね?
それは自分のことを守る嘘だから、大切な人を守る嘘だから、私は良いと思います。
私は自他共に認める『素直でまっすぐな人間』です。
表では正々堂々と自分のことをオープンに開示して生きていますし、私はそんな自分のことが好きです。
でも、そんな私にも人に言えない隠しておきたい裏の部分があります。
私の裏の部分は、過去から現在までのややこしい男関係の話なのですが・・・私は別に世の中の人全員にそれを開示しなくても良いと思っています。
人間には表も裏もあります。
裏や本音の部分を共有してくれる人(家族、信頼できるお友達、カウンセラーなど)が少しいれば良いんじゃないでしょうか。
リリンさんが自己開示できないことを『嘘』と思っても、それが優しい『嘘』だったら良いんじゃない?と私は思いますよ。
私も優しい『嘘』をつくこと、ありますもの。
ご相談ありがとうございました!
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