【お悩み相談】寂しくなくて困っています。私はおかしいのでしょうか？

2019.05.27
お悩み相談, 人間関係の問題, 心理学

鋭い洞察力で問題の本質を最短最速で解決し、自分軸人生へのリデザインをサポートするライフビジョンアドバイザー Studio Sou えつこです。

今日もブログ読者様からのお悩み相談です。
今は独身で一人暮らしの私なので・・・分かるー！！
今日はいつもより共感度高めでお答えします！

40代 T美さんからのお悩み相談：寂しくなくて困っています。私はおかしいのでしょうか？

寂しくなくて困っています。
学生時代からの大親友がいます。友だちが次々と結婚したのですが、元々親友の私たち2人が独身のままなので、ますます絆が深まり悪循環かもしれません。

私は地方に住み、彼女は東京に住んでいたため、私が上京するたびに会っていたので、会う頻度は相当高かったと思います。
それと、毎年旅行にも行っていたのですが、ある時、ふとした事からケンカになり、距離を置くことになりました。
それでも、また会いたくなったらいつでも修復できると思っていましたし、そうなると信じていました。

2人以外の友人たちも心配してか、彼女が言ったのかわかりませんが、連絡をもらったり誘われたりしますが、全然行きたいと思わないのです。
若い頃は友人が多く、スケジュールがすべて埋まっていましたが、年齢を重ね、一人の時間も大切にしているとは言え、気心の知れた友だちは貴重だし、独身の私は老後に寂しくなるのは目に見えているので、仲良くしていたいとも思います。
それでも、一向に寂しくならないのです。むしろ気楽ささえ感じてしまいます。

今はまだ元気なのでこのような心境なのかもしれません。
パートナーもおらず、親友とも疎遠になり、相当さみしいのですが、「寂しい」という感情が湧かないのです。

私はおかしいのでしょうか？アドバイスよろしくお願いいたします。

T美
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T美さん、ご相談ありがとうございます！

寂しくなくても、昔のお友達に会いたいと思わなくても、T美さんが良ければ別に良いんじゃないですか？
おかしくないですよ！

以上です！！！！（え？共感はどこ行った？）

まぁ・・・そんな風に雑に解決ってワケには行かないので、色々と考えてみたいと思います。

寂しい＝『ない』『いない』

T美さんが今までの人生で『寂しい』と思った時って、どんな時ですか？

誰かに側にいて欲しいのに、誰も側にいない時？
会いたい人に会えない時？
眠れない夜にふと自分は独りぼっちだと感じた時？
雑踏の中で人に囲まれている時？

人それぞれ『寂しい』感覚は違うと思います。
これは私の感覚ですけど、『寂しい』って何かが『ない』とか『いない』という気持ちの一つの形態のように思います。

誰かに側にいて欲しいけど、その存在が『ない』
会いたい人が近くに『いない』
眠れない夜、お家の中には自分以外の人は『いない』
雑踏の中たくさんの人に囲まれているけど、自分は誰とも繋がって『ない』

こんな感じでしょうか。

T美さんは文章から察するに、かなり自立された女性なんだと思います。
もしかしたら、ご自身の『寂しい』という気持ちと向き合って、解消する方法を自然に身につけているのではないでしょうか？

人は何かが『ない』とか『いない』という気持ちを感じて『寂しい』と思うのですが、本当はみんな一人じゃないんですよね。
だって、自分の一番近くには自分がいるんです。
だからT美さんは『寂しい』と感じた時に、誰よりも早く『寂しい』自分に寄り添って一緒にいてあげているんだと思います。
これって・・・自然にできているんだとしたら、素晴らしいことだと思いますよ！

【『寂しい』がツラい、ブログ読者の為のアドバイス】
『寂しい』を感じたら、イメージの中で独りぼっちでいる自分に寄り添って、ぎゅっとハグをしてあげましょう。
そして
『大丈夫、私が一緒にいるよ』
って言ってあげましょう。

これだけでも、少し寂しさが解消されますよ。

人生のステージが変わる

＞連絡をもらったり誘われたりしますが、全然行きたいと思わないのです。

とT美さんは書いていらっしゃいますが、これっておかしいことでしょうか？
私は、ごく自然なことだと思うんです。

T美さんは『ステージが変わる』って言葉をご存知ですか？

人は成長する度にステージが変わっていくので、昔のステージにいる人とは自然と疎遠になって、新しいステージの人と縁ができる。

ざっと簡単に説明すると、こんな感じです。
よく『ステージが上がると下のステージの人とは合わなくなる』って言う人もいるんですけど・・・私はあまりその表現が好きではないので（人間関係って上下じゃないよね？と思うのです）ちょっと違う表現でT美さんの状況を考えてみることにします。

神経衰弱みたいに、たくさんのカードが配られているところを想像してください。
そのカードの１枚の上にT美さんは立っています。
学生時代は大親友の彼女もT美さんと同じカードの上に立っていました。
就職して、地方と東京に分かれて、二人は隣のカードの上にそれぞれ移動しました。
でも、距離が近いのですぐに元のカードの上に戻って会うことができました。

それからもっともっと時間が経って・・・T美さんは何枚かのカードの上を移動しました。お友達も同じように何枚かのカードの上を移動しました。
振り返ると、大親友だった彼女が立っているカードは遠く遠くに見えます。
大きく手を振れば分かってもらえるかもしれないけど、顔はハッキリ見えません。
でも、嫌いになったわけじゃないんです。遠く離れていてもお互いを応援し続けて幸せを願う気持ちも変わりません。

今、T美さんと大親友だったお友達ってこんな状況なんじゃないかなぁと思います。
年をとるにつれ、付き合うお友達が変わるのは寂しいことではないのです。
昔は同じステージにいたけれど、今は違うステージにいるので、遠くなって自然とお互い混じり合わなくなっただけです。

その代わり、T美さんには今のステージで出会った人や大切にしたいと思える人がいるのではないでしょうか？
周りを見渡してみてください。きっとT美さんはたくさんの人に囲まれていると思いますよ。