【恋愛】デート中に機嫌が悪くなる彼に対して、どう向き合えばいいのでしょうか？【お悩み相談】

2019.11.30
お悩み相談, 心理学, 恋愛の問題

つい『他人軸』になって相手の感情に一喜一憂してしまいますが
【不機嫌の下には何が隠れているのか？】
これを考えてみましょう。
不機嫌な感情を表に出せるってことは・・・それだけ信頼できて甘えられる相手だと思われているんです。
違う視点で見てみたら、なんか彼のことが可愛く思えてきませんか？
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生きづらさを自分らしさへ変えるパートナーシップコンサルタント Studio Sou 竹内えつこです。

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今日のお悩みはコチラです。

彼の機嫌の悪さに対する心構えの仕方とは…

付き合って2年の彼がいます。

彼の仕事は多忙で、住んでる場所も車で1時間以上かかる中距離恋愛です。
しかしそんな中でも週に１、２度会う時間を作ってくれています。

それ自体は嬉しいのですが、彼は会うなり不機嫌な時やデートしていてもすぐに不機嫌になることがあります。

最初は私に原因があるのだろうと思い気を使ってきたのですが、ある時そういった彼の不機嫌に振り回されるのに疲れ果て別れ話をしました。
「いつもイライラしているから怖かった」と言うと、彼は「本当にゴメン。仕事が忙しくて余裕がなく、瑠梨にイライラをぶつけていた」と話してくれました。

私に対してイライラしていたわけじゃないんだと思うとホッとして、そこからまた仲直りをしたのですが…
仲直りしたあとも彼の仕事は忙しいままでやはり会うなり機嫌が悪い日があります。
私としては正直そんなに機嫌が悪いのならば、楽しいデートもそうでなくなってしまうのでそんな日は会わない方がやはりいいのではないかと思ってしまいます。

それからデートしていてもいつまた不機嫌になるのか気になってしまい私自身も前ほどデートを楽しめないでいます。
この彼の機嫌の悪さに対する心構えがわかりません。

良かったらご教授ください。

瑠梨さん

不機嫌の下には何が隠れてる？

ご相談ありがとうございます。

機嫌が悪いなら・・・デートに来るなぁああああ！！！家におれ！！
と、武闘派女子なら彼を叩っ斬っているかもしれませんが（笑）毎回、彼の顔色ばかり気にしてデートするのは楽しくないですよねぇ。

人の顔色を機にするのは、瑠梨さんもご存知だと思いますが『他人軸』な状態です。
彼の機嫌を中心にした『彼軸』になってしまっているということです。
他人軸の時って、自分らしくいられないのでとても窮屈です。自分の気持ちをないがしろにしているので、なんだか悲しいようなモヤモヤした気持ちにまります。

瑠梨さんもそんなことありませんか？
デートの後、一人になった時にホッとしたり、悲しくなったり、泣きたくなったりしていませんか？
これは他人軸警報です！！
自分を失い始めているので、要注意ですよ〜！！

＞彼の仕事は多忙で、住んでる場所も車で1時間以上かかる中距離恋愛です。
＞しかしそんな中でも週に１、２度会う時間を作ってくれています。

こうやって時間を作ってくれるということは・・・基本的に彼は瑠梨さんに会いたいんですよ。

でも、つい機嫌が悪くなってしまう。
これってね。
大好きで信頼している瑠梨さんの前だから【自分の素が出せる】ってことだと思います。
仕事の忙しさに負けてしまっている自分をさらけ出せるってこと。
まぁ・・・つまり、甘えてるんですわ。甘えん坊ちゃんです。

『お仕事が大変な僕ちゃんに優しくしてよ〜！！！』
って気持ちの表現方法が機嫌の悪さだとしたら・・・瑠梨さん、どう思います？

【えつこからズバッと一言♡】
不機嫌の下にある感情を考えてみよう！
男なんて単純なんだから！

アホか！って笑えてきませんか？
そして、何か彼のことが可愛く思えませんか？

自分軸を取り戻して、一歩離れて彼を見てみると・・・
『せっかくのデートの日なのに、機嫌が悪いなんて可哀想な人・・・。私が楽しませてあげよっ！！』
『まーた甘えちゃってぇ・・・アホなんだから！今日は愚痴でも聞いてあげよっかな』
って女神モードで思えるかもしれません。

彼の機嫌を見てビクビクするよりも、女神モードになっちゃった方がうんと楽しいし、楽だと思いますよ。

罪悪感と自己肯定感

次にご相談の中で私が気になったのは

＞最初は私に原因があるのだろうと思い気を使ってきたのですが・・・

ここです。

なんで？
なんで瑠梨さんに原因があると思ったんですか？？
何か心当たりがあるのでしょうか？？

もしかしたら瑠梨さんの中に『私は人から責められる』という思い込みが隠れているのかもしれません。
または、いつも自分のことを自分で責めているので、周りからも責められる・・・と思い込んでいるのかもしれません。
ううーん。
どちらも罪悪感のなせる技なのですが・・・私も心当たりがあるので気持ちはすごく分かります。

例えば

【私は人に愛される！】という自己概念を持っている女性がいたとします。
ある日、デートの時に彼の機嫌が悪かったとします。
彼女はこう思います。
『あらぁ〜。せっかくのデートなのに、彼ってばお腹でも痛いのかな？』

【私は人に責められる】という自己概念を持っている女性がいたとします。
ある日、デートの時に彼の機嫌が悪かったとします。
彼女はこう思います。
『えっ！私、何かしたのかな？それで彼は機嫌が悪いのかな？』

この違い、分かりますか？
瑠梨さんは2番目のパターンと同じなのではないでしょうか。

ちょっと私の話をさせてください。
私には昔から謎の【私は人に怒られる】という自己概念がありました（今も少しあります）
いつも優しい上司なのに、怒られたことは一回もないのに、いつも心のどこかで【私は怒られる】と思っていました。
私は子どもの頃からイイコだったので、親から怒られたことも人から怒られたこともあまりありません。
それなのに【私は人に怒られる】という謎の自己概念を持っていました。
これは言い換えれば『私は何もできない』という罪悪感です。

最近も仲間から指摘されたのですが、私は自分ができていることを自分で評価していないようです。
なので何をやり遂げても相変わらず自己評価が低く『私は何もできない』と思って【私は人に怒られる】という世界を作っているのです。

深堀り大好きなカウンセラーらしく、自分のことを掘り下げていくと・・・ある結論に達しました。
私の中の【私は人に怒られる】は【私はお母さんに怒られる】から始まったのでした。
そして私は【お母さんに褒めて欲しかった】のです。子どもの頃からずっと。

子どもの頃のエピソードはさて置き、分かりやすい例で話しましょう。
私の母は私の離婚を『失敗』と言いました。私はとても傷ついたのですが、同時に母の思うように生きられない自分を責めました。
母は私に幸せに結婚して、子供を産んで欲しかったのだと思います。
バーテンダーから始まり、今や謎の自営業で（笑）明日も分からない暮らしをして欲しかったのではないと思うんです（聞いたことないけど、きっと）
そして・・・まぁ・・・私は2回も離婚したので・・・母の意向に全く添えていないわけです。

お母さんに褒められない私　＝　何もできない私　＝　自己評価が低い

いろいろとこじれて、私の中ではこんな感じになったようです。

これを瑠梨さんのケースで掘り下げていくと

自分は一番誰に責められると思っているのか？（＝自分は一番誰に褒めて欲しいのか？）

ということになると思います。

瑠梨さんは、誰に褒めてもらいたかったのでしょうか？
これは自覚するだけでも【私は人に責められる】という自己概念が少し和らぐと思うので、瑠梨さんも考えてみられると良いと思いますよ。
お父さん？お母さん？兄弟？元彼？
誰でしょう？

そして【褒めてもらいたい】ということは【相手が喜ぶことをしたい】ということなので・・・そこには愛があると思いませんか？
カウンセリングではその相手と向き合ったり、感情を解放したりしますが、そこにある愛を自覚するだけでも少し気持ちは楽になると思います。

瑠梨さんが【私は◯◯（人物）に責められる】と思い込んでいたとしたら、本当はその相手に褒められることで、瑠梨さんは相手を喜ばせたかったからなんです。
きっとその相手が喜ぶ顔を見たかったんです。
それはなぜでしょう？
相手のことが大好きだからなんじゃないでしょうか？

そんな優しい愛の感情から始まったのだとしたら、【私は人に責められる】という概念もそんなに悪いものではないと思えないでしょうか。
また他人の不機嫌さに振り回されそうになったら『あぁ、この感情は本当は私は◯◯を喜ばせたかったからなんだ』と思い返すことで、少し気持ちが治まると思いますよ。

そして次に必要なのは

自分の価値や魅力を受け取って、自己肯定感を上げていこう！

ということです。