
パートナーシップを入り口に、
「私はどう生きたいか」を取り戻す
パートナーシップ コンサルタント
竹内えつこです。
これまでこのブログでは、「回避型」「不安型」という愛着スタイルについて何度かお伝えしてきました。
そして前回は、不安型と回避型が惹かれ合うことで起こりやすい「追う・逃げる」の関係についてお伝えしました。
不安型は、相手との距離が離れると不安になり、近づこうとする。
一方、回避型は、相手との距離が近くなると怖くなり、離れようとする。
では、そんな二人が「追う・逃げる」の関係から抜け出した先には、どんなパートナーシップがあるのでしょうか。
今日は、安心できるパートナーシップを考えるうえで大切な「相互依存」についてお話ししたいと思います。
相互依存とは?
相互依存とは、
自分の足で立ちながら、相手とつながることができる状態。
私は私
あなたはあなた
それぞれが自分の人生を生きながら、必要なときには相手を頼ることもできるし、相手からの愛や助けを受け取ることもできる。
そんな関係です。
以前、こちらの記事でも「相互依存」についてお伝えしました。
このブログでは、心の成長を「依存→自立→相互依存」という流れでご紹介しました。
今回はそこからもう少しパートナーシップに焦点を当てて、「相互依存の関係」について考えてみたいと思います。
まずは、「依存」「自立」「相互依存」の違いを簡単に整理しておきましょう。
依存とは、
「あなたがいないと私は幸せになれない」
「あなたが私を愛してくれないと不安」
というように、自分の幸せや安心を相手に委ねている状態です。
そもそも私たちは、誰かに頼らなければ生きていけない「依存」の状態から人生をスタートします。
なので、依存すること自体が悪いわけではありません。
ただ、大人になってからも自分の幸せや安心を相手に委ねすぎてしまうと、相手の言動によって自分の気持ちが大きく左右されるようになります。
一方、自立とは、
「私は一人でも大丈夫」
「自分のことは自分で何とかする」
という状態。
自分で自分を支えることができる反面、
「人に頼れない」
「弱いところを見せられない」
「自分でやった方が早い」
と、誰かに頼ったり、助けてもらったりすることが難しくなることもあります。
そして、その先にあるのが相互依存です。
「私は一人でも大丈夫。でも、一人で全部やらなくてもいい」
自分でできることは自分でする。
でも、できないときには「助けて」と言える。
相手を支えることもできるし、自分が支えてもらうこともできる。
これが相互依存の関係です。
「一人でも大丈夫」がゴールではない
恋愛で傷ついた経験があると、
「もう誰にも期待しない」
「相手に振り回されないようにしよう」
「一人でも幸せでいられるようになろう」
と思うことがあります。
もちろん、自分で自分を幸せにすることはとても大切です。
でも、
「誰にも頼らなくても生きていける私」になることが、パートナーシップのゴールではありません。
一人で生きていけることと、誰かと一緒に生きていけることは、また別の話です。
誰にも頼らず、誰にも期待せず、自分一人で全部できるようになったとしても、それでは誰かと深くつながることは難しくなってしまいます。
パートナーシップでは、ときには頼ったり、甘えたり、弱い自分を見せたりすることも必要です。
・・・と、ここまで書いてみましたが、これってなかなか難しいですよねぇ。
私もつい「自分でやった方が早い」と思って、1人でやってしまうことが多いです^^;
でも、それを続けていくとパートナーに「自分はいなくても良いのかな」と感じさせてしまうこともあるんですよね。
自分でやる
相手に頼る
このバランス、私は未だに難しいと感じています。
なので、この先を読んで「完璧な相互依存にならなきゃ!」「私は相互依存になれてない!」と思うのではなく「目指すパートナーシップの形はこれなんだ」という視点で見ていただければと思います。
安心できるパートナーシップとは?
前回の記事で、不安型と回避型が目指したい関係について、こんなふうに書きました。
つながっていても、自分でいられること。
そして、
離れている時間があっても、二人の関係を信頼できること。
これが、相互依存の関係でもあります。
一緒にいるから安心する。
でも、一緒にいないからといって、すぐに不安になるわけではない。
相手を大切にする。
でも、そのために自分を犠牲にする必要はない。
自分の気持ちを大切にする。
でも、自分の気持ちだけを押し通すわけでもない。
「私」と「あなた」の両方を大切にできる。
そんな関係が、安心できるパートナーシップなのだと思います。
この相互依存を目指すとき、「不安型」「回避型」の人はどんなところにつまづきやすいのでしょうか。
まず不安型は、相手との「つながり」を求めるあまり、自分を見失ってしまうことがあります。
相手の気持ちや態度ばかり気になって、自分がどうしたいのかが分からなくなってしまう。
一方、回避型は、自分を守るために相手との「つながり」から距離を取ろうとすることがあります。
相手を嫌いになったわけではなくても、親密になることに怖さを感じて離れたくなってしまう。
一見、正反対に見える二つのタイプですが、目指したいところは同じです。
自分を失わずに、相手とつながること。
近づくこともできる
離れることもできる
頼ることもできる
一人でいることもできる
どちらか一方しか選べないのではなく、そのときの自分や二人の状況に合わせて選べるようになることが大切なのです。
安心できる関係は、二人で育てていくもの
安心できるパートナーシップというと、
「最初から不安にならない相手」
「何でも分かり合える相手」
「いつも安心させてくれる相手」
を探したくなるかもしれません。
でも、どんな相手と付き合っても、考え方や感じ方が違うことはあります。
不安になることもあれば、距離を取りたくなることもあるでしょう。
大切なのは、そんなときに、
「私はどう感じているんだろう?」
「相手はどう感じているんだろう?」
と、お互いの気持ちを大切にしながら関係を作っていくこと。
「自分だけ」「相手だけ」ではなく、「二人にとってどうなのか?」という視点を持つということです。
私たちはつい「私はこうしたい!」と自分の気持ちばかりを優先したり、反対に「相手が◯◯だから」「相手のために」と、相手の気持ちばかりを優先してしまうことがあります。
でもパートナーシップは2人で築くものですよね。
安心できる関係は、最初から完成しているものではなく、二人で少しずつ育てていくものなのです。
不安型だから、ずっと不安な恋愛しかできない。
回避型だから、誰かと深くつながることはできない。
そんなことはありません。
これまで身につけてきた恋愛のパターンに気づき、新しい関わり方を少しずつ経験していくことで、パートナーシップは変えていくことができます。
「でも、不安型や回避型って、本当に変えられるの?」
ここまで読んで、そんな疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。
愛着スタイルは、生まれつき決まっていて、一生変わらないものではありません。
次回は、
「愛着スタイルは変えられるのか?」
そして、不安型・回避型から安心できるパートナーシップを築いていくために、どんなことができるのかについてお話ししたいと思います。
次回もお楽しみに^ ^
竹内えつこでした。
















この記事へのコメントはありません。