既婚者や遠距離など、なぜか「簡単には近づけない相手」を好きになってしまう。
その背景には、両親の夫婦関係や過去の恋愛・結婚で傷ついた経験が影響しているのかもしれません。恋愛のパターンと向き合い、これから自分が望むパートナーシップを選んでいくために大切なことをお伝えします。

パートナーシップを入り口に、
「私はどう生きたいか」を取り戻す
パートナーシップ コンサルタント
竹内えつこです。
今日は『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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恋愛がうまくいかないのはなぜ?
こんにちは。44才、シングルマザーで、娘が1人います。
最近職場の上司のことを好きになってしまいました。彼は既婚者です。ほとんど仕事の話しかしていないので、不倫関係にはなっていません。でも今なぜ既婚者に恋に落ちたんだろうとふと思ってメール相談してみました。
ほんとに幸せになりたいなら既婚者に恋に落ちそうになっても理性でストップするのではないでしょうか?
それとも恋がしたいだけなのか…。よく考えると、本当は今は再婚したくない…こどもが自立してから…という気持ちに気づきました。
しかしよくよく昔の恋愛をさかのぼると、私は初めて付き合った人以外はずっとワケアリみたいな人ばかりだった気がします。彼女持ち、浮気相手、遠距離、外国人など。結婚した相手は最初からそこそこ人間として好きだからまあいっか、みたいな気持ちで結婚しました。
はじめて付き合った人は学生の時で、すごくタイプの人で、不完全燃焼でフラれてます。親は昔からケンカが多く、兄妹もいますが、みんな結婚していません。母の愚痴、父の愚痴、それぞれ聞いてきた感じです。今は両親には感謝できるようになりました。でも恋愛がいつもうまくいかない。。
そんな私が今後幸せな恋愛を経て再婚なんてできるのでしょうか。
れもねーどさん
既婚者を好きになった=幸せになりたくない?
れもねーどさん、ご相談ありがとうございます。
まず、こちらからお答えしたいと思います。
>ほんとに幸せになりたいなら既婚者に恋に落ちそうになっても理性でストップするのではないでしょうか?
私は、誰かを好きになる気持ちを、理性で止めることは難しいと思っています。
「この人、素敵だな」
「もっと話したいな」
「好きかもしれない」
そんな気持ちが出てきた時に、
「いやいや!この人は既婚者だから好きになるのは禁止!」
と心に言い聞かせたところで、好きな気持ちが消えてくれるとは限りません。
ただし、
好きになった相手と、どんな関係を築くのかは自分で選ぶことができます。
だから、
既婚者を好きになったからといって、
「私は本当は幸せになりたくないのでは?」
「恋がしたいだけなのか?」
まで考えなくても良いと思います。
むしろ私は今回、
「今なぜ既婚者に恋に落ちたんだろう」
という方に目を向けた方が良いと思いました。
>よく考えると、本当は今は再婚したくない…こどもが自立してから…という気持ちに気づきました。
このように書いてくださっていますが、
もしかすると、こちらの方が「理性で考えていること」なのかもしれません。
もちろん、本当に今は再婚したくないのかもしれません。
娘さんが自立するまでは今の生活を大切にしたい、再婚するならその後がいい。
そう考えていらっしゃるのかもしれません。
でも、ここで私は、れもねーどさんのこれまでの恋愛が気になりました。
>しかしよくよく昔の恋愛をさかのぼると、私は初めて付き合った人以外はずっとワケアリみたいな人ばかりだった気がします。彼女持ち、浮気相手、遠距離、外国人など。
そして、今回の上司の方も既婚者ですよね。
こうして並べてみると、
「好きになっても、簡単には近づけない相手」
との恋愛が続いているように見えます。
れもねーどさんの中に
「今は再婚したくない」
でも、
「誰かを好きになりたい」
「恋愛はしたい」
そんな気持ちが両方あるとしたら、
簡単には一緒になれない相手は、ある意味では都合の良い相手でもあります。
恋愛はできる。
でも、結婚には近づかなくて良い。
もしかすると今のれもねーどさんにとっては、それくらいの距離が安心できるのかもしれませんね。
どうして「距離のある恋愛」を選ぶのか?
ここで少し、ご両親のことを考えてみたいと思います。
なぜなら、私たちが子どもの頃に見ていた両親の関係は、大人になってからのパートナーシップにも影響することがあるからです。
>親は昔からケンカが多く、兄妹もいますが、みんな結婚していません。母の愚痴、父の愚痴、それぞれ聞いてきた感じです。
子どもの頃から両親がケンカする姿を見て、それぞれから相手への愚痴を聞いてきたとしたら、
れもねーどさんにとって「夫婦」や「結婚」は、
「結婚したらケンカばかりになる」
「夫婦になると、お互いに不満を持つようになる」
「誰かと近い関係になると傷つく」
そんなイメージを持っていたとしても不思議ではありません。
子どもの頃に見ていた両親のパートナーシップは、大人になってからの恋愛や結婚に対するイメージにも影響します。
頭では、
「幸せな恋愛がしたい」
「いつかは再婚したい」
と思っていても、
心のどこかでは、
「また傷つくんじゃないか」
「誰かと深く関わるのは怖い」
と思っていることもあります。
だとしたら、
彼女がいる
結婚している
遠くに住んでいる
そんな近づきすぎない「距離のある相手」の方が、安心して好きでいられるのかもしれません。
もちろん、
「だから、れもねーどさんは既婚者を好きになったんですよ」
と断定することはできません。
ただ、これまでの恋愛を振り返った時に、そんな心の動きがなかったか、一度考えてみても良いのではないでしょうか。
「好きな人ほど手に入らない」という恋愛のパターン
そして、もう一つ気になったのが、初めてお付き合いした男性のことです。
>はじめて付き合った人は学生の時で、すごくタイプの人で、不完全燃焼でフラれてます。
一方、結婚した男性については、
>結婚した相手は最初からそこそこ人間として好きだからまあいっか、みたいな気持ちで結婚しました。
この二つを並べてみると、
「強く惹かれる恋=手に入らない」
「手に入る安定した関係=そこまで惹かれない」
というパターンがあるようにも見えます。
初めて付き合った、本当にタイプだった彼。
その彼との恋愛が不完全燃焼のまま終わってしまった。
その時、れもねーどさんはどんな気持ちだったのでしょうか。
悲しかったでしょうか
悔しかったでしょうか
「もっと一緒にいたかった」
「もっと愛してほしかった」
今も心の中にそんな気持ちが残っているかもしれません。
本気で好きになった人との恋愛で傷ついた経験があると、
「また同じように傷つくんじゃないか」
という怖れを持つことがあります。
だから心のどこかで、
「本気で好きになって、また傷つくくらいなら……」
と、自分の心を守ろうとすることもあります。
そして、れもねーどさんは結婚、離婚を経験されていますよね。
離婚に至るまでの結婚生活の中でも、きっといろいろなことがあったと思います。
初めての恋愛での傷
結婚生活での傷
そして、子どもの頃から見てきたご両親のパートナーシップ。
こうした経験が重なって、
「誰かと深くつながったら、また傷つくかもしれない」
という怖れにつながっている可能性もあるのではないでしょうか。
理想のパートナーシップを考える為に
私はれもねーどさんに、一度これまでの恋愛や結婚を振り返ってみてほしいと思います。
でも、これは、
「今までどんな男性と付き合ってきたのか?」
を分析するだけではありません。
その時の自分の気持ちに、もう一度向き合ってみてほしいのです。
初めて付き合った彼に振られた時、本当は何が悲しかったのでしょう。
結婚生活では、どんなことが苦しかったのでしょう。
我慢していたことはありませんでしたか?
元夫に、本当はどうしてほしかったのでしょう。
そして子どもの頃。
ご両親がケンカしている時、れもねーどさんはどんな気持ちだったのでしょう。
お母さんからお父さんの愚痴を聞き、お父さんからお母さんの愚痴を聞くことを、本当はどう感じていたのでしょう。
れもねーどさんは、
「今は両親には感謝できるようになりました」
と書いていらっしゃいます。
ご両親に感謝できることは、とても素敵なことだと思います。
でも、
今、ご両親に感謝していることと、子どもの頃のれもねーどさんが傷つかなかったことは別です。
「あの頃は寂しかった」
「怖かった」
「本当は仲良くしてほしかった」
そんな気持ちが残っているかもしれません。
同じように、
「あの恋愛は昔のことだから」
「離婚したのはもう過去のことだから」
と思っていても、その時の傷が今の恋愛に影響していることがあります。
だからこそ、カウンセリングを利用して過去の傷と向き合っていただければと思います。
過去と向き合うのは、誰かを責めるためではありません。
これからの自分のためです。
「あの恋愛で、私は傷ついていたんだ」
「結婚生活で、私はこんなことを我慢していたんだ」
「両親を見ながら、結婚って怖いものだと思っていたのかもしれない」
そんなふうに、これまでの自分の気持ちを理解して、残っている傷を癒していく。
カウンセリングでは、過去の恋愛や結婚、ご両親との関係を振り返りながら、
「どうして私は同じような恋愛を繰り返してしまうんだろう?」
というパターンの背景にある気持ちを、一緒に見ていくことができます。
一人で考えていると、
「私は男を見る目がない」
「私は幸せになれない」
「本当は幸せになる気がないのかもしれない」
と、自分を責めてしまうこともあります。
でも、
これまでの自分には、そういう恋愛を選ぶ理由があったのかもしれない。
と考えることができたら…
恋愛のパターンの理由に気づき、傷を癒していくことで、これからは違う選択ができるようになると思います。
>そんな私が今後幸せな恋愛を経て再婚なんてできるのでしょうか。
私は、これまでワケアリの恋愛が多かったからといって、これからも同じ恋愛を繰り返すと決まっているわけではないと思います。
(私もワケアリどころか、問題だらけの恋愛を繰り返してきました^^;)
まずは、これまでの恋愛や結婚で傷ついた自分と向き合うこと。
そして、
「また傷つくかもしれない」
という怖れを少しずつ癒していくこと。
その先で、
「私はこれから、どんな人と、どんなパートナーシップを築きたいんだろう?」
と考えてみてください。
今すぐ再婚したいと思わなくても良いと思います。
娘さんが自立してからでも良いし、その時になって「やっぱり結婚という形にはこだわらない」と思うかもしれません。
大切なのは、
「傷つかないために選ぶ」のではなく、「私はこうしたい」で選べるようになること
だと思います。
れもねーどさんがこれまでの恋愛と向き合うことは、過去を後悔するためではなく、これからの恋愛を自分で選んでいくために必要な時間だと思います。
ここまで読んで、
「自分の恋愛にも同じようなパターンがあるかもしれない」
「過去の恋愛や結婚の傷と向き合ってみたい」
そう感じた方は、ぜひカウンセリングをご利用ください。
過去の恋愛や結婚、ご両親との関係を一人で振り返っていると、どうしても「私の何が悪かったんだろう」と自分を責めたり、頭で分析するだけになってしまうことがあります。
カウンセリングでは、これまでの恋愛を一緒に振り返りながら、今も心に残っている悲しさや怖れと丁寧に向き合っていきます。
「また傷つくかもしれない」から恋愛を選ぶのではなく、「私はこの人と一緒にいたい」と思える恋愛を選べるように。
これからのパートナーシップを一緒に考えていきましょう。
竹内えつこでした。
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