夫から別居や離婚を切り出されると、どうしても相手の気持ちばかりを考えてしまい、他人軸になってしまうことがあります。
関係修復のために大切なのは、相手を変えようとすることではなく、自分自身の心を立て直すことです。
夫婦関係で起きやすい「追いかける人と逃げる人」のパターンと、別居期間中に考えたいことについてお話しします。

パートナーシップを入り口に、
「私はどう生きたいか」を取り戻す
パートナーシップ コンサルタント
竹内えつこです。
今日は『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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離婚宣告された夫との関係修復をしたい
以下となりますが、ご了承ください。
最近、些細なことから喧嘩となってしまい、旦那から別居や離婚を切り出されてしまいました。
私は彼を愛していますので、離婚はしたくないです。昨年の年末年始から、わたしにとっては些細なやり取りから旦那との関係にズレが生じるようになり、ケンカも増えるようになりました。
ちょうど同じ時期から旦那の仕事も多忙になり、メンタル的にも疲弊しているようにもみえました。
仕事うまくいったら、すべて変わると思っていました。自分も彼のためなら変わりたいという覚悟はあるので
これまでも話し合いをしてきましたが、
基本的に彼から私へのどんな言動が嫌なのか言いたくない、言語化できない、どうしてほしいかもわからない、変わってほしいとも思わないとのことでした。
そのため、話し合いもうまくできている気がしませんし、
明確に自分のどこがダメなのかも把握ができずにおります。(明確に言われた行動については、意識して改善していると思っています)
もちろん日頃のお互いの慣れによる配慮のない言動は火種になってしまうことも多く、反省はしています。私から改善案も、彼は自分を縛るルール感じてしまうようです。
改善案といっても、彼の2人で出かける機会増やすとか、家事も自分のものだけやるなどのような負担になる内容ではありません。
わたしのwantが、彼にとってはルールに感じるのです。
私もルールで縛るつもりは全くないです。
なんなら付き合い始めた当初は、LINEの頻度や会う頻度などのルールを決めようと、彼から提案してくれて、それが信頼に繋がったことあります。そもそも今回のきっかけとしては、
春ごろから彼の飲み会が増え、連絡なしの朝帰りが続いたことがありました。
(連絡なしといっても、心配して私から深夜連絡すると、帰らない返信がある)もともと連絡ルールありませんでしたが、これをきっかけに改めてお願いしました。
(これまで帰る連絡あったりなかったりであまり気にしてませんでしたが、多くなったことで連絡がないことに気になってしまうようになりました)
しかし、それがすぐに改善されたわけではなく、わたしは何度も約束を破られる気がして、が不機嫌になること多いこの頃でした。(今は頑張ってくれて、改善されました)そんななか、彼の飲み会が4-5日続く日がありました。私の出張も重なり、ちゃんも会える日がなく寂しく思う日が続いていました。
彼は飲み会の日は、日を跨いで帰宅することも多かったのですが、その日は、珍しく早く帰ってくる連絡がありました。
わたしはそれに対して「めずらしいね」と返してしまいました。
それが攻撃的に感じたらしく、火種となり、今回爆発してしまい、離婚別居を言い渡されてしまいました。(もちろん配慮がなかったと大反省しています。)お互いにアルコールも入っていたので、
2日後に話し合い改めて実施。
その際、前述のような改善案なども提示しましたが、彼なりにもこの半年は私と向き合って改善に向けて動いていたが、もうそのフェーズではない、と土台にも立たなかったのです。その結果、距離を置く選択しかできない状況できた。
なので、期間を決めて考える時間にしようと伝えて1ヶ月別居です。
・連絡はする
・週1は会いたい
と伝えましたが、これもルールやノルマに感じるようでイラっとされました。
(用事はあるだろうから連絡したり、会わないとは思ってなかった様子でした)私は、彼に無視されたり、約束破られたりとつらくなることもされました。
私は彼にそれ以上にひどいことした記憶はありません。些細な限度の積み重なりで愛情がなくなってしまったのでしょうか。
そんな彼とどうすれば、修復できるのでしょうか。
離婚を検討しなければいけないのでしょうか。
もうすぐ1ヶ月の別居生活が始まりますが、今も食欲も睡眠もままならず、この1ヶ月つらい日々が始まる不安です。ののさん
心の傷を癒す時間
ののさん、ご相談ありがとうございます。
>もうすぐ1ヶ月の別居生活が始まりますが、今も食欲も睡眠もままならず、この1ヶ月つらい日々が始まる不安です。
今、とてもお辛い状況ですね。
愛している旦那さんから別居や離婚を切り出される。
しかも、自分なりに関係を良くしようと努力してきたつもりなのに、何がいけなかったのか分からない。
食欲も睡眠もままならないほど苦しいお気持ちもよく分かります。
大切な相手から離婚を切り出されるって、本当に大きなショックを受ける出来事だと思います。
こういう時は心も体も大きなダメージを受けています。
骨折したら、骨が復元するまでに時間がかかりますよね。
心の傷も、それと同じです。
回復するまでに時間がかかるのです。
心のダメージは外見からは分かりませんが、今のののさんには間違いなく『傷を癒す』時間が必要だと思います。
別居が始まったら、考えることは一旦横に置いて、まずは少しでも食べて、少しでも眠ってください。
すぐに答えを出そうとしなくても大丈夫ですよ。
旦那さんの中で起きていたこと
>わたしはそれに対して「めずらしいね」と返してしまいました。
>それが攻撃的に感じたらしく、火種となり、今回爆発してしまい、離婚別居を言い渡されてしまいました。(もちろん配慮がなかったと大反省しています。)
私が感じたのは、今回の原因は「めずらしいね」という一言ではないのではないか、ということです。
もちろん、その言葉がきっかけになった可能性はあります。
ですが、それ以前からお二人の間には少しずつすれ違いが積み重なっていたように見えるのです。
特に気になったのは、
>基本的に彼から私へのどんな言動が嫌なのか言いたくない、言語化できない、どうしてほしいかもわからない、変わってほしいとも思わないとのことでした。
という部分でした。
普通であれば、
「こういうところが嫌だった」
「こうしてほしかった」
という話になることが多いのですが、旦那さんはそれすら言葉にできない状態なんですよね。
仕事も忙しくなっていたとのことですし、もしかすると旦那さん自身もかなり余裕を失っていたのかもしれません。
そして、
>彼なりにもこの半年は私と向き合って改善に向けて動いていたが、もうそのフェーズではない、と土台にも立たなかったのです。
という言葉からも、旦那さんなりに頑張っていた時期があったように感じます。
だから今回の出来事は、
「めずらしいね」の一言が原因というより、
それまで積み重なっていたものが表面化した出来事なのかもしれません。
愛情がプレッシャーになってしまうこともある
今まで、ののさんは関係を良くしようと頑張ってこられたと思うんです。
話し合いをしようとした。
改善案も考えた。
自分自身も変わろうとした。
それは決して悪いことではありません。
むしろ夫婦関係に真剣に向き合っていた証拠だと思います。
ただ、余裕がなくなっている人にとっては、
「話し合おう」
「改善しよう」
「こうしたらどうかな」
という言葉さえ重たく感じてしまうことがあります。
ののさんは旦那さんへの愛情から伝えていたのだと思います。
でも旦那さんは、
「期待に応えなきゃいけない」
「またできなかったと思われる」
そんなプレッシャーを感じていたのかもしれません。
また、
自分は頑張っている。
自分は努力している。
自分は変わろうとしている。
そういう気持ちが自分の中で強くなるほど、
相手には、「でもあなたはできていないよね」
という無意識のメッセージとして受け取られてしまうこともあります。
もちろん、ののさんにはそんなつもりはなかったと思います。
ですが、疲れている時や余裕がない時には、そう感じてしまう人もいるのです。
旦那さんは仕事が多忙になって、メンタル的にも疲弊していたとのこと。
だから、余計にののさんの言葉を重く捉えてしまったのかもしれません。
問題を解決するために必要な視点
>私は、彼に無視されたり、約束破られたりとつらくなることもされました。
>私は彼にそれ以上にひどいことした記憶はありません。
ののさんもたくさん傷ついてきたのですよね。
朝帰りが続けば不安になりますし、約束が守られなければ悲しくもなります。
ただ、夫婦関係というのは、
「どちらがより悪かったか」
を決めても解決しないことが多いんですよね。
ののさんにはののさんの苦しさがあり、旦那さんには旦那さんの苦しさがあった。
私はそんなふうに感じました。
旦那さんからすると、朝帰りを責められることよりも、
ののさんの期待に応えられない自分を感じ続けることの方が苦しかったのかもしれません。
彼はひどいことをしたけど、私はしていない
そんなふうに考えたくなる気持ちも自然なことだと思います。
ですが、その視点のままだと夫婦関係は前に進みにくくなってしまいます。
なぜなら、「彼が悪い」になった瞬間に、問題を解決できるのは彼だけになってしまうからです。
それはまさしく「加害者」と「被害者」の関係です。
彼は「加害者」、私は「被害者」になってしまうと、問題の解決が難しくなってしまいます。
被害者だった人も、「相手が悪い」という立場に立ち続けることで、今度は相手を責める側になってしまうことがあります。
もちろん、ののさんが悪いと言いたいわけではありません。
ののさんにも苦しさがあった。
旦那さんにも苦しさがあった。
もしそう考えられるようになると、「どちらが悪いか」
ではなく、「二人の間で何が起きていたのか」という視点で、
この問題を「二人の問題」として見られるようになるのです。
愛情と依存の違い
今回のお話を読んでいて、私は少し気になったことがあります。
それは、今のののさんが旦那さんのことばかり考えてしまっているように見えることです。
もちろん、それだけ大切な存在だからだとは思います。
愛しているからこそ失いたくない
離婚したくない
どうにか関係を修復したい
そう思うのは自然なことだと思います。
>そんな彼とどうすれば、修復できるのでしょうか。
>離婚を検討しなければいけないのでしょうか。
ただ、人は強い不安を感じている時、
相手への愛情と依存や執着が混ざってしまうことがあります。
「どうしたら戻ってきてくれるだろう」
「どうしたら分かってもらえるだろう」
「どうしたら離婚を回避できるだろう」
そんなふうに相手に意識が向けば向くほど、自分自身のことが見えなくなってしまうのです。
今のののさんも、そんな他人軸な状態になっているのかもしれませんね。
追いかけるほど離れてしまう
夫婦関係でも恋愛でもよくあるのですが、不安な人は追いかけたくなります。
一方で、追いかけられる側は距離を取りたくなります。
すると、
追いかける
↓
逃げたくなる
↓
さらに不安になる
↓
もっと追いかける
というパターンが生まれてしまいます。
旦那さんが
>連絡はする
>週1は会いたい
という提案すらルールやノルマのように感じてしまったのも、
今は少し距離を取りたい気持ちが強くなっているからなのかもしれません。
だからこそ今は、旦那さんを追いかけることよりも、自分自身を立て直すことが大切な時期なのだと思います。
旦那さんではなく、自分自身に意識を向ける。
自分軸を取り戻す、ということです。
別居中に考えてほしいこと
今はどうしても、旦那さんが何を考えているのか、
どうすれば気持ちが戻るのか、どうしたら修復できるのか、そこに意識が向いてしまうと思います。
でも、この別居期間だからこそ考えてみてほしいのです。
私はどんな夫婦関係を望んでいるのだろう?
私はどんなパートナーシップを築きたいのだろう?
私はどんな毎日を送りたいのだろう?
今は精神的に旦那さんを握りしめている状態かもしれません。
ですが、一度その手を少し緩めてみませんか。
そうすると、今まで見えなかったものが見えてくることもあります。
依存や執着を手放した先に、本当に欲しかった関係性が見えてくることも少なくありません。
まずはこの1ヶ月、旦那さんを追いかけることよりも、自分自身の心を整えることに意識を向けてみてくださいね。
====
夫婦関係が苦しくなると、相手のことばかり考えてしまったり、
どうすれば元に戻れるのかばかり考えてしまったりします。
ですが、本当に大切なのは相手を変えることではなく、自分自身の気持ちを整理することだと思います。
そこから、問題解決への糸口が見えてきます。
もし一人で抱えきれない時は、カウンセリングもご利用ください。
カウンセリングでは、今の状況を整理しながら、
・夫婦関係で何が起きているのか
・自分は本当は何を望んでいるのか
・これからどうしていきたいのか
を一緒に見つけていくお手伝いをしています。
よければ、お話を聞かせてくださいね。
ののさんが少しでも穏やかな気持ちを取り戻せることを願っています。
竹内えつこでした。
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