彼の機嫌を優先して、自分の気持ちを押し殺していませんか?
「モラハラかもしれない」という違和感は、心が「もう限界だよ」と教えてくれているサインです。
彼に振り回されず、「私はどうしたい?」と自分に問いかけることから、自分軸を取り戻していきましょう。

思い込みを手放して、パートナーシップを改善・再構築!
パートナーシップ コンサルタント 竹内えつこです。今日は『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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これってモラハラなんでしょうか?
以前も相談させていただいた七草と申します。
彼氏との関係で別の悩みが出てきたため、再度投稿させていただきます。最近「これはモラハラなのでは?」と感じる言動が増えてきました。けれど、自分の受け取り方が大げさなだけなのかもしれないと思ってしまい、悩んでいます。
具体的には、
・私が感情を言葉にして伝えると、「そんな怒ること?」「めんどくさ」といった反応をされる。
→「私の感じ方がおかしいのかも」と思い、自分の感情をふさぐようになってしまった。・予定や約束に関して、事前の連絡がなかったり、こちらから聞かないと具体的な予定を伝えなかったり、曖昧なまま放置されることがある。「何も言ってくれないのは困る」と伝えても、「結果的に来たんだからいいじゃん」と返される。
→待っている間の私の気持ちを軽視されている、無視されているように感じる。・私がこういうことがしんどい、と伝えても、「ごめん」だけで話を終わらせようとすることが多く、「どうしてほしいん?」と逆ギレされることもある。かつ伝えたことが改善したことはあまりない。
→「口だけの謝罪なんだろうな」「本当に悪いと思ってないんだろうな」と不信感が募る。・彼の仕事の関係で会うのが夜中になる日が多く、「疲れてるから寝かせてほしい」と正直に言ったときに、「じゃあもういい」「そんなら帰るわ」「もう来ないから」と突き放される。
→彼の機嫌を取らないと関係が悪くなりそうで、本音を伝えにくい。私ばっかり合わせて頑張っているような気になる。自分の気持ちより彼の機嫌を優先してしまっている。※私自身の伝え方もよくない自覚があります。我慢に我慢を重ねて、一気に感情が爆発してしまうことがしばしばなので…。その点を改善したいという思いもあります。
このような状況は、モラハラに当たる可能性があるのでしょうか。
また、私は今後この関係にどう向き合っていけばいいのでしょうか。自分の感情や判断に自信が持てなくなってしまっている今、第三者の意見をお伺いしたいです。よろしくお願いします。
七草さん
モラハラとはどんな状態か?
ご相談ありがとうございます。
文章から、七草さんが本当に苦しんでいること、そしてその中でも何とか関係を良くしたいと思い、勇気を出して感情を伝えていることが伝わってきました。
>最近「これはモラハラなのでは?」と感じる言動が増えてきました。けれど、自分の受け取り方が大げさなだけなのかもしれないと思ってしまい、悩んでいます。
まずは「これはモラハラなのか?」ということについて考えてみたいと思います。
モラハラ(モラル・ハラスメント)は、相手の尊厳を傷つける言動や態度を繰り返し、精神的に追い詰めることを指します。
具体的には、以下のようなパターンが典型です。
・無視する、話し合いを拒否する
・「お前がおかしい」「お前はダメだ」などと人格を否定する
・怒りや威圧でコントロールしようとする
・自分の非を認めず、責任転嫁する
七草さんのご相談を読ませていただくと、彼が「そんなことで怒るな」「めんどくさい」と感情を軽視する、謝るだけで改善しない、機嫌が悪くなると「帰る」「来ない」と脅す、という言動は、相手の感情や立場を尊重していない態度と言えます。
「私がおかしいのかな」と思ってしまうのも、モラハラを受けている人がよく感じる心理です。
モラハラは先ほど提示したような判断基準はありますが、「受け手がどう感じるか?」が重要です。
同じ「そんな怒ること?」「めんどくさ」という言葉を言われたとしても、傷つく人と傷つかない人がいると思います。
なので、七草さんがどう感じたか?という感覚が大事です。
今の彼の言動に対して、すぐに「これは絶対にモラハラだ」と断定することはできませんが、七草さんの尊厳が傷つけられ、恐怖や不安で自分の感情が言えなくなっている状態は、健全な関係とは言えないと思います。
私は元夫がモラハラだったので、モラハラを受ける人の気持ちはとってもよく分かります。
相手が怖くて、つい萎縮してしまいますよね・・・
また最後に、モラハラを受け流せるようになるためのアドバイスもお伝えしますね^ ^
男性とのコミュニケーション方法
>・私がこういうことがしんどい、と伝えても、「ごめん」だけで話を終わらせようとすることが多く、「どうしてほしいん?」と逆ギレされることもある。かつ伝えたことが改善したことはあまりない。
このように書いてくださっていますが、彼に自分の気持ちを伝えるときは「伝え方」の工夫も大事だと思います。
男性は「感情だけ」をぶつけられると、責められているように感じてしまい、防衛的になったり逆ギレしたりしやすい傾向があります。
例えば、
「なんでいつも曖昧なの?ちゃんとしてよ!」
と言われると、責められていると受け取り、
「結果的に来たんだからいいじゃん」
と返す、というパターンになりがちです。
なので、感情を伝えるだけでなく、こんなふうに言い換えると伝わりやすくなると思います。
「待ってる間すごく不安になるから、〇時くらいに連絡くれると安心できるんだけど、お願いできる?」
感情にプラスして「具体的にどうしてほしいか」をセットにして伝えるのがコツです。
男性は「◯◯の為に、どうすれば良いのか?」が分かった方が行動しやすいので、感情だけ伝えて「何をするかは自分で考えて」というのは難しいんです。。。
逆に女性は相手の感情を理解して「じゃぁ、次からはこうすれば良いかな?」と考えることは得意ですよね。
この男女の違いを理解して、彼が受け取りやすいコミュニケーションにすることで、七草さんの『伝わらないストレス』が減ってくると思いますよ。
自分軸を取り戻すためにできること
>→彼の機嫌を取らないと関係が悪くなりそうで、本音を伝えにくい。私ばっかり合わせて頑張っているような気になる。自分の気持ちより彼の機嫌を優先してしまっている。
七草さんが「自分の感情より彼の機嫌を優先してしまう」「本音が言いづらい」と書かれていましたが、これは「他人軸」の状態になっていると思います。
他人軸とは、相手の顔色や期待、評価を基準に自分の行動や気持ちを決めてしまうことです。
これが続くと、全て彼に合わせて生活することになるので、どんどん自分がなくなってしまうと思います。
でも。
本来であれば、相手の感情と同じように、自分の感情も同じように大切にしていいはずですよね。
「相手が怒るくらいなら私が我慢しよう」「私さえ頑張ればうまくいくはず」という思いが強くなると、だんだんと自分がわからなくなり、心がすり減ってしまいます。
では、どうやって「自分軸」に戻していけばいいのでしょうか?
まずは小さなことからで初めてみましょう。
・今、自分は本当はどうしたい?を毎回自分に聞いてみる
・相手の機嫌を取るためではなく、自分が落ち着くために気持ちを伝える
・「彼が怒ったらどうしよう」という恐怖よりも「私はこれが大事」という自分の気持ちを優先してみる
「自分の気持ちを感じていい」という許可を自分に出してあげることが大切です。
感情を我慢する癖はどこから来ている?
>※私自身の伝え方もよくない自覚があります。我慢に我慢を重ねて、一気に感情が爆発してしまうことがしばしばなので…。その点を改善したいという思いもあります。
我慢に我慢を重ねて、一気に爆発してしまうということですが…
これは、彼との関係に限ったことですか?
それとも、昔から我慢しすぎてしまう傾向があるのでしょうか?
我慢して爆発するのがパターンになっているのだとしたら、もしかしたら幼い頃からの「感情を我慢する癖」が影響しているのかもしれません。
・親に迷惑をかけないように、いい子でいようとした
・自分の気持ちを言っても受け入れられなかった経験がある
・「我慢できるのが偉い」と思い込んできた
こういった背景があると、感情をため込むのが当たり前になり、限界が来ると爆発する…というサイクルになります。
昔から続いているパターンを手放すのはなかなか難しいと思います。
カウンセリングで問題の原因と向き合うこともオススメですよ。
モラハラを受け流すためにできること
最後に、もし「すぐに関係を終わらせるのは難しいけれど、このままでは自分がしんどい」という場合、少しでも楽になるために、モラハラ的な言動を受け流すコツもお伝えします。
・「これは相手の課題であって、私の価値とは無関係」と、切り離す
彼の言葉や態度がひどいのは、未熟さやストレスなど彼自身の問題であり、七草さんの価値とは関係ありません。
・感情の矢印を相手に向けず、自分に戻す練習をする
「どうしてこんなことを言うの?」と考えすぎず、「私は何を感じている?」に意識を向けます。
自分に意識を向けることで、相手の感情に振り回されづらくなります。
・一歩引いた目線で観察する
「また同じパターンが始まったな」「これは彼のいつもの癖だな」と少し客観的に見られると、感情が巻き込まれにくくなります。
・受け止める言葉は短く、深入りしない
彼が感情的に言ってきたときは、「そうなんだね」「わかったよ」とだけ返し、それ以上説明や説得をしようとしないのも有効です。
・自己肯定感を上げる
自己肯定感が低いと、どうしても
「私が悪いのかも…」
「こんな私だから仕方ない」
「嫌われたくないから我慢しよう」
と、相手の言動を受け入れてしまいやすくなります。
でも、自己肯定感が少しずつ上がっていくと
「私はこれでいい」
「私の感情も大事」
「ここは譲らなくていい」
という感覚が育ち、相手の言動に振り回されにくくなります。
大切なのは、無理に耐えることではなく、「自分の心の距離を保つ」ことです。
心の中でバリアを張りながら、「私は私」という感覚を取り戻していってくださいね。
====
「これはモラハラかもしれない」と感じる時点で、七草さんの心は「もう限界に近い」というサインを出しているのだと思います。
まずは、自分の気持ちに正直になり、「自分はどうしたいか」を考える時間を作ってみてくださいね。
彼の機嫌を優先するのではなく、自分の気持ちを大切にする練習を少しずつしていけるといいと思います。
もし一人で向き合うのが苦しいときは、信頼できる友人やカウンセラーなど、第三者に気持ちを整理するお手伝いをしてもらうのもいいと思います。
七草さんが、自分を大切にしながら安心できる関係性を築いていけるよう、心から応援しています。
竹内えつこでした。
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