期待してしまうのは、それだけ相手を大切に思っていた証。
「変わってほしい」という気持ちの裏には不安や怖れ、自分自身の投影があるのかもしれません。
この経験を傷ではなく学びに変えることで、もっと誠実な愛し方ができる自分に出会うことができるはずです。
思い込みを手放して、パートナーシップを改善・再構築!
パートナーシップ コンサルタント 竹内えつこです。今日は『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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今日のお悩みはコチラです。
最低だった自分と傷つけた彼女に対する罪悪感との付き合い方
昔、同棲直前に彼女に別れを伝え、別れました。
原因は、そのままでいいよと言っていたのに変わると勝手に期待し、私からみて変われていなかった彼女に対し、勝手に裏切られた気持ちになり、それに耐えられなくなってしまったことです。
当時は好きだったから、メンタルが弱いところも、受け止めたいと心から思っていました。
けど、無意識に変わってくれるだろうと期待をしてしまい、そうならない相手に対し、冷め、挙げ句に果てに最悪なタイミングで捨てた自分を認識し、絶望しています。好きだったし大切にしたい想いはずっとあり、どうこれからも一緒にいられるか、ずっと考えていました。
私と相手の違いも、そういうものだと受け入れようともしていました。
これは本当です。
けど、結局自分勝手な思考で自己完結し、別れを告げた自分が最低だと気づきました。同棲の話が進んでいく中、好きなのにこれからも一緒に過ごせる相手かわからないという違和感や不安に、蓋をしてしまっていました。
自分では凄く悩みました。
一緒にいたかったから、どうにか私の相手と合わないと思ってしまう思考をなんとかしようと思って、1人でずっと考えていました。
本音で相談すれば、例え別れることになっても一緒に決められたのに、その機会すら与えず、別れを突然してしまいました。付き合いの中で私も辛いと思う瞬間はあったと思います。
でも彼女はメンタルが弱く、自分を責めてしまうので、傷つけてしまうのではと、本音を言えませんでした。
けど結局いたのは、一緒に乗り越えようとせず、不誠実な、自己完結するような勝手な私です。思考も別れるタイミングも方法も最低な私です。
自分勝手に彼女を振り回し、傷つけてしまったことに非常に罪悪感があります。お互い、好きになってくれた人が好きだった共依存関係だったと彼女も話しており、遅かれ早かれではあったと思う為、別れる選択をしたことには後悔はないですが、ひとえに大きく傷つけてしまったことが申し訳ないです。
そして、こんな最低な私は、今回の後悔を糧に次はもっとよい恋愛をしようと思うのも、虫のいい話だと思ってしまい、どん詰まりにいます。
これから私はどう、自分と、後悔と、これからに向き合っていけばいいですか?
のーさん
期待してしまったのは、悪いことではない
ご相談ありがとうございます。
ご相談文全体に、のーさんの元彼女さんを思う気持ちと、自分を責める気持ちがにじみ出ているなぁと感じました。
これほど真剣に、真摯に振り返っている時点で、のーさんがどれだけ誠実で優しい人なのか伝わってきます。
今日は、いただいたお悩みに、いくつかの視点から考えてみたいと思います。
この経験が「ただの傷」ではなく、「学び」として未来に活かせるように、少しでもヒントになれば幸いです。
>原因は、そのままでいいよと言っていたのに変わると勝手に期待し、私からみて変われていなかった彼女に対し、勝手に裏切られた気持ちになり、それに耐えられなくなってしまったことです。
まずは、「変わってくれるだろう」「きっと良くなるはず」——こう期待してしまうのは、自然なことだと思います。
それだけ彼女と心の距離が近く、信頼していたからこそですよね。
期待は愛の裏返しであり、ふたりの関係が深くて特別なものだった証でもあります。
ただ、期待にはどうしても「相手を自分の理想に当てはめたい」という気持ちも混ざります。
それが強くなると、無意識に相手をコントロールしたい気持ちに変わり、相手が変わらないと失望してしまう…。
のーさんが感じた「裏切られたような気持ち」は、このパターンの中で生まれたのかもしれません。
では、なぜのーさんは「変わってほしい」と強く願ったのでしょうか?
そこにはきっと、不安や怖れが隠れていると思います。
たとえば、
・もしこのままなら、ずっと苦しい関係になってしまうのでは…
・支えるばかりで、自分が潰れてしまうのでは…
・ちゃんと向き合えない自分は、愛する資格がないのでは…
こうした二人の関係に関する不安や怖れを、のーさんは一人で抱えていたのかもしれません。
>本音で相談すれば、例え別れることになっても一緒に決められたのに、その機会すら与えず、別れを突然してしまいました。
本当は自分の怖れや不安を彼女と分かち合えたらよかったと思いますが、相手を「傷つけたくない」という優しさから本音を言えなかったのですね。
失望の正体は「投影」だったかもしれない
>当時は好きだったから、メンタルが弱いところも、受け止めたいと心から思っていました。
>けど、無意識に変わってくれるだろうと期待をしてしまい、そうならない相手に対し、冷め…
もうひとつ違う視点から考えてみると、のーさんが彼女に失望した部分は、自分自身への失望でもあると考えることもできるかもしれません。
心理学では、相手の中に自分の一部を見てしまうことを「投影」と言います。
例えば、弱い自分、変われない自分、甘えてしまう自分、そんな自分が嫌だからこそ、彼女の中にそれを見た時に受け入れられなかった…。
そんなふうに、自分の中にある受け入れられない部分を相手に映し出していたのかもしれません。
のーさんご自身ではどうでしょうか?
彼女の受け入れられなかった部分、変わって欲しかった部分は、自分の中の要素としてあると思いますか?
人は誰でも自分の嫌な部分を直視したくないものです。
そのため、彼女と向き合うことができずに遠ざけてしまったのかもしれません。
もし、「自分の中にも弱くて、自分を責めてしまう部分があったなぁ・・・」と気づかれたのだとしたら、
これからは自分の弱い部分を受け入れていくことが必要になってくると思います。
本当に「最悪のタイミング」だったのか?
>思考も別れるタイミングも方法も最低な私です。
のーさんは「最悪なタイミングで彼女を捨ててしまった」と感じていますが、本当にそうでしょうか?
同棲を始めてから別れていたら、お互いにもっと傷ついていたかもしれません。
また、好きなのに一緒にいられないという気持ちは、彼女にとっても真剣な決断の証に映った可能性もあります。
どのタイミングで別れるにしても、お互いに痛みが伴うのは避けられません。
>自分勝手に彼女を振り回し、傷つけてしまったことに非常に罪悪感があります。
そして、傷つけてしまったことに対して罪悪感を感じる気持ちもとてもよく分かります。
でも。
あのまま二人が付き合い続けていたら・・・と考えると、お互いの為に別れを決断したことは良い決断だったのではないでしょうか。
お互いが自分の弱い部分や問題と向き合う為に、お二人には別れが必要だったのかもしれません。
そんな風に違う捉え方をしてみるのはどうでしょうか。
「弱い相手を支える」パターン
次はまた違う視点からこの問題を考えてみたいと思います。
>当時は好きだったから、メンタルが弱いところも、受け止めたいと心から思っていました。
のーさんはメンタルが弱い彼女さんをずっと支えていらっしゃったのだと思います。
もしかしたら、その背景には子どもの頃からのパターンが関係しているかもしれません。
子どもの頃、のーさんの周りの人で「弱い人」はいませんでしたか?
メンタルが弱くて不安定、病気がち、自分に自信がないなど、いつものーさんを頼っていた人はいなかったでしょうか。
子どもの頃にその相手を支えるのが当たり前だったり、相手の弱さを受け入れることが普通になっていたのだとしたら・・・「弱い相手を支える」ことが今もパターンとして繰り返されているのかもしれません。
もし、のーさんが私のカウンセリングにお越しになったら、子どもの頃の家族関係や、子どもの頃のことをお聞きしたいと思います。
そこにパターンのルーツが隠されているかもしれません。
そのルーツを見つめることで、これからの恋愛で同じパターンを繰り返さずにすむようになりますよ。
傷を「学び」に変えるかどうかは自分次第
>そして、こんな最低な私は、今回の後悔を糧に次はもっとよい恋愛をしようと思うのも、虫のいい話だと思ってしまい、どん詰まりにいます。
自分を責め続けると、キリがないと思います(こういう部分は元彼女さんと共通していますね)。
恋愛の終わりは誰にとっても傷つくものです。
けれど、その傷をただ「苦しい思い出」にするのか、「これからの自分を成長させる材料」にするのかは、のーさん次第です。
今回の経験から学べることは、きっとたくさんあると思います。
・本音を伝える勇気の大切さ
・相手に期待しすぎず、違いを受け入れる姿勢
・自分の不安や怖れと向き合うこと
傷を学びに変えられる人は、きっと次の恋愛でより深い関係を築いていくことができます。
今のこの悩みをひとりで抱えず、誰かと一緒に考えてみませんか?
のーさんがここまで自分を見つめてきたのは、本当に素晴らしいことです。
でも、人はどうしても自分のことになると見えなくなる部分があります。
もし、
・もっと自分のパターンを深く知りたい
・この罪悪感をどうしたらいいか整理したい
・次の恋愛に向けて心を整えたい
そんな気持ちが少しでもあるなら、一度カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
第三者と一緒に話すことで、ひとりで悩むよりずっと早く、気持ちが楽になり、未来に向けて一歩踏み出せるようになります。
のーさんが感じた後悔や罪悪感は、彼女を大切に思っていた証です。
「最低な自分」と感じるかもしれませんが、それだけ真剣に向き合った人にしか、その痛みは訪れません。
その優しさと誠実さを、どうかこれからの人生に活かしてください。
今回の経験は、きっと未来ののーさんをより素敵な人にするはずですよ。
のーさんのこと、応援しています!
竹内えつこでした。
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