「私は悪い」という気持ちが投影されることで、相手から暴言を受けるのかもしれません。
人間関係やコミュニケーションのパターンはどこから始まった?
子どもの頃の家族関係を振り返ってみましょう。自己否定ではなく、自分を認めてあげることも大切です。
今日は『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします!
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思い悩むのをやめて、前向きになるには
よろしくお願いします。
物事がうまくいかなかったり、人の言動にネガティブな感情を抱いて揉めたり、揉めなくても違和感がずっと残ることが多くて、昨年から自分に向き合い続けて、少しずつ私の問題に気がつくようになってきたのですが、
にも関わらず、私の態度が相手を傷つけたから暴言を言ったことが理解できても、その言葉が脳裏に焼きついてしまってるのか何度も思い出して、その言葉に乗っ取られる感じになったり、とても悲しくなって動けなくなったりします。
また、当時の私なりに相手の話に耳を傾けたり、コミニュケーションをとったり、力になりたいと思って頑張ってた(つもり、かもしれない。。)ので、私は相手を傷つけるつもりはなかった、怒らせるつもりはなかった、と擁護したくなったり、私だけが悪いのかなぁと、ずっと思い悩んでしまったりで、
”これからはこうしていこう”といった、前向きな態度に変えられず困っています。絶えず、自分責めか、無価値観に悩んだり、相手を非難する思考になったり、正解不正解をつけようとしている気がします。
成長がずっと止まってて、知恵も能力も小学4年生な感じがします。
どの様にしたら、素直に自分の悪いところを受け入れて、前向きに変えていこうという心持ちになりますでしょうか。
マーニーさん
「暴言」は全て自分のせいではない
ご相談ありがとうございます。
>私の態度が相手を傷つけたから暴言を言ったことが理解できても、その言葉が脳裏に焼きついてしまってるのか何度も思い出して、その言葉に乗っ取られる感じになったり、とても悲しくなって動けなくなったりします。
まず最初にお伝えしたいのは、相手から暴言を吐かれるというのは、日常的なやり取りではなかなか起こらない「よほどの状況」であるということです。
暴言を受けると、本当にショックですよね。自分が否定されたような気持ちになるし、思い出すだけで体がこわばったり、涙が出ることもあると思います。
でも、実はそれだけ強い言葉を使う相手側の未熟さや未処理の感情も関係しているんです。
もちろん、こちらのの態度が相手の心をざわつかせた可能性もあります。
けれど、それを暴言という形でぶつけてくるのは、相手側の未熟さや、自分の感情をうまく扱えないことも大きく関わっていると思います。
>私だけが悪いのかなぁと、ずっと思い悩んでしまったりで、
つまり、マーニーさんは「全部自分が悪かった」と抱え込む必要はありません。
相手の中にも、適切に表現できない痛みや怒りがあった。
それが爆発する形で出てしまった。
そして、ちょっと変な言い方になりますが、相手は「マーニーさんなら、自分の感情をぶつけても大丈夫だ」と思って、暴言をぶつけた可能性もあると思います。
相手はマーニーさんに「受け止める器」があると思ったから、暴言をぶつけることができたのかもしれません。
・相手の中の痛みを無意識に刺激してしまった
・相手は「受け止めてくれる」と思ったから、暴言をぶつけることができた
そう捉えることで、自分ばかりを責める考え方から少し距離を置くことができると思いますよ。
投影の仕組みと「自分責めの現実」
今のマーニーさんの状況は「投影」の視点で考えるとよく分かると思います。
心理学でいう「投影」とは、自分の心の内側にあるものを、無意識に相手や出来事、周りの世界に映し出す心の働きです。
たとえば、「私は悪い」「私はダメだ」と思っていると、それを周りの世界に投影するので、相手の厳しい言葉や態度が、必要以上に目につきます。
そして「私は悪い」「私はダメだ」と思っている分だけ、相手の言葉が強く刺さります。
つまり、自分の中にある「私は悪い」「私はダメだ」という思い込みが、相手の言葉をより厳しく、強く受け取らせてしまうのです。
また、相手の言葉がなくても、なんとなく「責められている気がする」と感じることもありますよね。
それが、「投影」です。
このことを知っておくと、「自分がそう思っているから、現実にもそう見えている部分があるのかも」と気づくことができます。
>絶えず、自分責めか、無価値観に悩んだり、相手を非難する思考になったり、正解不正解をつけようとしている気がします。
今のマーニーさんは、自分責めが多いと言うことですが、それがマーニーさんの世界を作っているのだと思います。
責めのループを断ち切る第一歩は、「私は本当にそんなに悪いの?」と自分に問い直してみることです。
次で詳しくお話ししますね。
>また、当時の私なりに相手の話に耳を傾けたり、コミニュケーションをとったり、力になりたいと思って頑張ってた(つもり、かもしれない。。)ので、
マーニーさんは当時、自分なりに相手の話を聞き、関わろうとしていたのですよね。
「つもりだったかもしれない」と振り返っていらっしゃいますが、当時の自分にできることをしていたはずです。
それでも、うまく伝わらなかったり、相手に響かなかったりすることはあります。
人との関係は「努力したから必ず伝わる」ものではありません。
だからこそ、「あの時はあの時で、一生懸命だったよね」と、自分の努力や善意を否定しないことがとても大切です。
過去の自分を認めてあげることは、自己肯定の第一歩です。
自分のことを自分が認めてあげることで、少しずつマーニーさんの周りの世界が変わっていくと思いますよ。
うまくいかない「いつものパターン」を見直すチャンス
>物事がうまくいかなかったり、人の言動にネガティブな感情を抱いて揉めたり、揉めなくても違和感がずっと残ることが多くて、
マーニーさんは人とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、ネガティブな感情を抱いたりしてしまうということですが、そこには何かパターンのようなものはないでしょうか?
人間関係がうまくいかないとき、無意識のうちに「いつも似たようなパターン」を繰り返している場合があります。
たとえば、
・相手に気を使いすぎて本音を言えない
・相手の反応が怖くて距離を取ってしまう
・感情を抑えているのに、突然爆発してしまう
・相手は自分のことを嫌っていると思ってしまう
・自分は迷惑な存在だと思ってしまう
こうしたクセに気づくことが、「今度は違う関わり方をしてみよう」と選択肢を増やすヒントになります。
今までの人間関係でのパターンや、その時に感じる感情で何か共通していることはないでしょうか。
うまくいかなかったことを「失敗」とするのではなく、「学び」に変える視点を持ってみましょう。
一人で考えるのが難しい時は、ぜひカウンセリングをご利用ください。
一緒にパターンを見つけていきましょう。
子どもの頃の家族関係を振り返ってみる
コミュニケーションのパターンは、多くの場合、子どもの頃の家族との関わりの中で形作られます。
なぜなら私たちは、他者との関わり方を家族の中で学んでいくからです。
子どもの頃のマーニーさんには
・親の顔色を伺っていた
・怒られないように我慢していた
・愛されるためにいい子でいようとしていた
こんな思いはなかったでしょうか。
たとえば、子どもの頃に『怒られないように』と頑張っていた人は、大人になっても『相手を怒らせないように』と必要以上に相手に合わせたり、自己主張を我慢するクセが残っていることがあります。
マーニーさんの子どもの頃の家族関係はどんな感じだったでしょうか。
まずは、子どもの頃の自分を振り返って「ああ、私はこうやって生きてきたんだな」と気づくことから始めてみましょう。
そこに気づけると、「今はもう大人の私が、自分で関係を選んでいい」と新しい選択ができるようになります。
少しずつ「私はどうしたい?」に戻る練習を
>どの様にしたら、素直に自分の悪いところを受け入れて、前向きに変えていこうという心持ちになりますでしょうか。
自分のことを完璧に受け入れることも、いつも前向きでいることも、簡単ではありません。
でも、少しずつでいいのです。
「私はこうしたい」「私はこう感じている」
そうやって、自分の気持ちに戻る練習を重ねることで、自然と自己肯定感は育っていきます。
たとえば、「この気持ち、今はただ悲しいだけ」「無理に前向きになろうとしなくてもいい」と自分に言ってあげることも、「私はどうしたい?」のひとつの答えです。
うまくできない自分も、傷ついた自分も、否定せずに「今日の私はこれでOK」と受け止めていきましょう。
応援しています!
竹内えつこでした。
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