【人間関係】インナーチャイルドを癒すことで、怖かったお父さんの愛情が受け取れる！？【お悩み相談】

2025.01.24
お悩み相談, 人間関係の問題, 心理学

インナーチャイルドを癒すことで、大人の視点でお父さんを見ることができるようになります。

お父さんにとってはお金＝愛情だったのかもしれません。
お父さんは愛情の伝え方が不器用な、ただのおじさんだったとしたら・・・

怖かったお父さんの愛情を改めて受け取れるようになるのではないでしょうか。

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パートナーシップコンサルタント竹内えつこです。

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両親との付き合い方について

今度、都内の旧祖父母の家（実家からほど近い父親名義のマンション）に私たち夫婦が住むことになりました。

私たちはゆくゆくは自然豊かな土地で庭付きの戸建てに住みたいと考えていましたが、祖母は老人ホームに移る前から私に住んでほしいと言ってくれていたり、両親からも「近くに住んでくれると嬉しい」と言われていたこともあり、とりあえずリノベーションをして住むことに決めました。

父は70過ぎですが、現役で仕事をしており経済的に安定しています。
リノベーションについても、金は出してやるから好きにしなさいと言ってくれています。

私たち夫婦は仕事でなかなか多忙な日々を過ごしており、突然舞い込んできたマンションの片付け、リノベーション内容の検討、業者探しや引っ越しなどに割く時間を頑張って作るしかありません。
ただ、マンションは今は空室ですが父親名義なので家賃は発生しておらず、私たちの今住んでいる家もつい先日更新をしたばかりなので引越しを急いでいるわけではありません。

後悔したくないのでリノベーションについて仕事の合間に時間をかけてじっくり検討したいのですが、そのことを父に伝えると
「タダでマンションに住まわせてもらうのに、そのことを最優先で考えられないなんて信じられない。そんなことなら第三者に貸すことも考えたっていいんだぞ。」と怒鳴られました。

「そうしたいならそれで良いよ。」と伝えましたが、黙ってしまいました。
また、建設的な話をしている最中でも都合が悪くなると「訳わかんない」だの「信じらんねーよ」など、すぐ感情的な言葉をぶつけられます。

思い返せば父はいつもこうでした。
頼んでもいないのに、お金を払ってやってるということで私や母を縛りつけ、コントロールしようとします。

家に来るなり、私が自分で稼いで買ったものを見つけては「これはいくらだった？」と値段を聞いて、頼んでもいないのにその金額にいくらか足した金額を振り込んできます。
私が父の思いどおりにならないときにはすぐに感情的になり、ここぞとばかりにお金の話を持ち出してくるのです。

10年前、そんな歪んだ環境が辛くなり、ほとんど飛び出すような形で実家を出て、誰にも頼らず暮らし始めたことを思い出しました。（忘れてしまっていました。）

私は父に怒られることや呆れられることが怖くて、なるべく父が機嫌良く過ごせるように従ってきました。今もそうです。
母は精神的に不安定で、私は幼い頃から毎日のように父や祖父母（舅と姑）や身内の愚痴を受け止めてきました。父や祖父母をはじめとして、身内とうまく付き合えてこれなかったのはこのせいなのかな、と大人になって思います。

長くなりましたが、これから両親の側で暮らすことが不安です。
今からでもやめた方が良いかもしれないとも思いますが、年齢も年齢なので近くにいてあげたい気持ちがあることも事実です。
どういった心持ちで付き合っていけばよいでしょうか。

また、このような境遇に何か名前がついていたら教えてほしいです。

たまごさん

インナーチャイルドを癒す

ご相談ありがとうございます。

＞父は70過ぎですが、現役で仕事をしており経済的に安定しています。
＞リノベーションについても、金は出してやるから好きにしなさいと言ってくれています。

「お金は出してあげるから好きにしなさい」と言ってくれるのは嬉しいけれど、お父さんにこちらの状況を考えてもらえないのは苦しいですよねぇ・・・

たまごさんも、旦那さんも、頑張って時間を捻出していることがお父さんには伝わっていないのですね。

＞長くなりましたが、これから両親の側で暮らすことが不安です。
＞今からでもやめた方が良いかもしれないとも思いますが、年齢も年齢なので近くにいてあげたい気持ちがあることも事実です。
＞どういった心持ちで付き合っていけばよいでしょうか。

側にいて両親をケアしてあげたいけど不安なお気持ち、よく分かります。

今日はたまごさんの不安が解消できるようなアドバイスをお伝えしたいと思います。

＝＝＝＝＝

まずはお父さんとの関係について考えてみたいと思います。

＞思い返せば父はいつもこうでした。
＞頼んでもいないのに、お金を払ってやってるということで私や母を縛りつけ、コントロールしようとします。

お父さんは昔から、お金を使ってたまごさんやお母さんをコントロールしようとしていたのですね。

＞私は父に怒られることや呆れられることが怖くて、なるべく父が機嫌良く過ごせるように従ってきました。今もそうです。

子どもの頃のたまごさんは、いつもお父さんの顔色をうかがってお父さんに従ってきたとのこと。

自分の「これがやりたい！」よりもお父さんのご機嫌を優先させるというのは、子どもの頃のたまごさんにとってはとても不自由な生活だったのではないでしょうか。

そして「今もそうです」ということは、子どもの頃にお父さんに対して感じていた気持ちと同じような気持ちを今も感じるということなのですよね。

＞「そうしたいならそれで良いよ。」と伝えましたが、黙ってしまいました。
＞また、建設的な話をしている最中でも都合が悪くなると「訳わかんない」だの「信じらんねーよ」など、すぐ感情的な言葉をぶつけられます。

今は子どもの頃と違ってお父さんに言い返すこともできるけど、やっぱり感情的な言葉をぶつけられると怖くなってしまうということは・・・

たまごさんの中にいる子どものたまごさんが、まだお父さんを怖がっているということなのだと思います。

言い方を変えると、今のたまごさんは頭は大人だけど、心はまだお父さんを怖がっている子どものままだということです。

お父さんとの関係を変える為には、子どもの視点ではなく大人の視点でお父さんと向き合うことが必要です。

まずは自分の中にいる小さなたまごさん（インナーチャイルド）を癒してあげることが大切だと思います。

インナーチャイルドを癒すことで、お父さんを大人の視点で見ることができるようになると思うからです。

インナーチャイルドを癒す方法はいろいろあるのですが、私のカウンセリングではヒプノセラピーを使います。

ヒプノセラピーとは『催眠療法』という意味のイメージセラピーです。

イメージの中で子どもの頃の自分に会いに行くことで、子どもの自分の気持ちに寄り添ったり、子どもの頃に閉じ込めていた感情を解放したり、子どもの頃に経験した出来事を大人の視点から再解釈することができます。

子どもの頃のたまごさんがお父さんに対して感じていたこと、言いたくても言えなかったこと、我慢していた気持ちを解放していくことで、インナーチャイルドが癒されていきます。

もし良ければ一度、ヒプノセラピーを試してみてくださいね↓
インナーチャイルドセラピーはこちら

インナーチャイルドを癒す方法

インナーチャイルドセラピー以外にもインナーチャイルドを癒す方法はあります。

今日はその方法をご紹介しますね。

子どもの頃のたまごさんにお手紙を書いてあげてください。

＞私は父に怒られることや呆れられることが怖くて、なるべく父が機嫌良く過ごせるように従ってきました。今もそうです。
＞母は精神的に不安定で、私は幼い頃から毎日のように父や祖父母（舅と姑）や身内の愚痴を受け止めてきました。

お父さんに怒られることや呆れられることが怖くて、お父さんに従っていた子どものたまごさん。

精神的に不安定なお母さんの愚痴を受け止めてきた子どものたまごさん。

自分のことだと思うと『あの時は仕方なかった』『大したことじゃない』と思うかもしれませんが、もし同じようなことをしている子どもがいたとしたらどうでしょうか？

私は『子どもの頃のたまごさんはいっぱい我慢してきたんだろうなぁ』『聞きたくない身内の愚痴をずっと聞いてあげるなんて、大変だったなぁ・・・すごいなぁ』と思いました。

子どもの頃の自分を思い出して、ぜひ当時の自分の気持ちに寄り添うような手紙を書いてあげてください。

手紙を書くのが苦手だったら、心の中で子どもの頃の自分に言葉をかけてあげるのも良いと思います。

大人の自分が子どもの自分に寄り添うことで、たまごさんの中にいるインナーチャイルドは少しずつ癒されていくと思います^ ^

また、お父さんに対する感情も整理していきましょう！

子どもの頃にお父さんに言いたくても言えなかったこと、我慢していたことなどをノートに書き出してみましょう。

お父さんに対する罵詈雑言でも良いですし、子どもの頃に感じていたネガティブな気持ちを書き出しても良いです。

これは、たまごさんがスッキリするまで続けてみてください。

インナーチャイルドを癒すこと、そしてお父さんへのネガティブな感情を解放することで、今まで『怖い』で埋められてきたスペースが空くと思います。

そこで初めてお父さんのことを大人の視点で客観的に見ることができるようになるのです。

お父さんの愛情表現とは？

※ここから先はインナーチャイルドを癒して、お父さんへのネガティブな感情を解放した後に読んでいただけると良いと思います※

気持ちがスッキリしたところで、改めてお父さんのことを考えてみましょう。

＞家に来るなり、私が自分で稼いで買ったものを見つけては「これはいくらだった？」と値段を聞いて、頼んでもいないのにその金額にいくらか足した金額を振り込んできます。
＞私が父の思いどおりにならないときにはすぐに感情的になり、ここぞとばかりにお金の話を持ち出してくるのです。

今まではお父さんは『お金を使ってお母さんとたまごさんをコントロールしようとしてきた』と感じていたと思いますが、今、改めてこのお父さんのことを思い返すとどう感じられますか？

私はお父さんにとっては お金＝愛情 なんじゃないかと感じました。

もしかしたらお父さんは、本当は何かをプレゼントしてたまごさんを喜ばせたいのに、何をプレゼントしたら良いか分からないから「これはいくらだった？」と聞いて、それよりも高い金額を振り込んできてくれたのではないでしょうか。

＞リノベーションについても、金は出してやるから好きにしなさいと言ってくれています。

これも、お父さんにとっては愛情表現だったのではないかなぁと私は思います。

お父さんとしては『自分がいくらでもお金は出すから、娘には快適な住まいで暮らしてもらいたい』ということですよねぇ。

＞後悔したくないのでリノベーションについて仕事の合間に時間をかけてじっくり検討したいのですが、そのことを父に伝えると
＞「タダでマンションに住まわせてもらうのに、そのことを最優先で考えられないなんて信じられない。そんなことなら第三者に貸すことも考えたっていいんだぞ。」と怒鳴られました。

お父さんにとっては マンションのことを最優先で考えてもらえない＝自分の愛情を受け取ってもらえない と感じたのかもしれないですね。

「訳わかんない」「信じらんねーよ」という言葉は本当は「なんで俺の愛情を受け取ってくれないんだよ！？訳わかんない」「俺の愛情を受け取ってくれないなんて信じらんねーよ」なのかもしれないですよね。

感情的な言葉をぶつけるのはいささか子どもっぽいとは思いますが・・・でもそう考えるとお父さんって、なんだか不器用でかわいい人だなぁと私は思ってしまいました。

たまごさんは、どう思われますか？

改めて、お父さんのことを大人の視点で見てみてください。

きっと今までとは違った見方ができるのではないでしょうか。

今まではお父さんを「怖い」を前提にして見ていましたが、今は同じ大人としてお父さんのことを「ただのおじさん」（すいません！）として見られると思いますよ。

たまごさんが欲しかった愛情表現と、お父さんの愛情表現は、残念ながら違うものだったと思います。

お父さんにとっては自分が頑張って稼いだお金を大切な娘の為に使うことが最大の愛情表現だったのかもしれません。

お父さんはお金を使ってコントロールしたかった訳じゃなく、ただ愛情の伝え方が下手くそだったのかもしれません。

お父さんはお金でしか愛情表現できない人なのだとしたら・・・その気持ちを改めて受け取ってみませんか？

子どもの頃にお母さんの愚痴を受け止め続けてきたたまごさんは、きっと家族思いのとっても優しい方なんだと思います。

そんなたまごさんにとって、お父さんの愛情を感じられなかったことはとても辛いことだったと思います。

でも、お父さんはお父さんなりにたまごさんに愛情表現していたようです。

どうか、その思いを受け取ってあげてください。

お父さんからの愛情を受け取ることで、これからのコミュニケーションが変わってくると思いますよ。

＞後悔したくないのでリノベーションについて仕事の合間に時間をかけてじっくり検討したいのですが、そのことを父に伝えると
＞「タダでマンションに住まわせてもらうのに、そのことを最優先で考えられないなんて信じられない。そんなことなら第三者に貸すことも考えたっていいんだぞ。」と怒鳴られました。
＞「そうしたいならそれで良いよ。」と伝えましたが、黙ってしまいました。

お父さんの気持ちが理解できれば「そうしたいならそれで良いよ。」とは違う言葉が伝えられると思いますよ。

お父さんからの愛情を受け取りつつ、自分の気持ちを伝えられるようになるのではないでしょうか。

たまごさんが心穏やかにご両親の側で暮らせることを願っています。

ご相談ありがとうございました。

竹内えつこでした。

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